2022年に遊んだボードゲーム・カードゲームは、のべ約260タイトルでした。(BGAなどのオンラインで遊んだものも含みます)
その中から印象に残ったゲームを10タイトル選びました。
2022年ピックアップ10選
グランドオーストリアホテル拡張レッツワルツ
グランドオーストリアホテルの拡張セットです。
5つのモジュールが加わり、さまざまな要素が追加されました。スタートプレイヤーを取るアクションが増えたことで、多人数でもプレイもしやすくなっています。
もともと完成度が高いゲームでしたが、拡張を加えることでさらに展開が増えて、より一層楽しめるようになりました。
グランドオーストリアホテルが好きな人は、ぜひ手に入れておきたい拡張セットです。
ブライアンボル
手札をドラフトして、トリックテイキングを行いつつ、ボード上でのエリアマジョリティも行うという、さまざまな要素が加わったゲームです。
トリックに勝つとボード上のマスを占領でき、負けるとカード下部にある効果で資源を獲得します。
そのため、とにかくにトリックに勝てばいいわけでもなく、バランスのいいプレイングが要求されます。
やることはわかりやすいですが、いろいろな選択で頭を悩ませるゲームです。手札がドラフトによって決まるため、運要素が少なくなっています。
アークノヴァ
個人ボード下にあるアクションカードを選択して、それによってアクションを実行します。
アクションは右に行くほど強くなりますが、使ったカードは左端に移動します。そのためアクションを強力にしたい場合は、まず他のアクションを実行する必要があります。
かなり要素は多めで、カードの種類も多いため、初回は時間がかかります。いろいろなゲームの要素が取り入れられているため、ボードゲームの経験が多いほど「ここはあれっぽい」ということが感じられます。
アニマナイズ
3~4人用のトリックテイキングゲームです。動物カードという特殊なスートがあり、リードで出すか、他のスートがフォローできないときしか出せません。プレイされた動物カードはリードスートと同スートになるため、数字が大きければトリックに勝ちます。
動物カードは数字がそのまま得点になるため、積極的に取りたいところなのですが、規定値を越えてしまうとマイナスになってしまいます。
さまざまなところに工夫が感じられる良作です。
カーネギー
スタートプレイヤーが選んだアクションを全員が実行する、アクションフォローのシステムを採用しています。
周りの状況をよく見て、自分の都合がいいようにアクションを選択していきます。
ゲームが始まってしまえば一切運要素はなく、マジョリティやルート構築などでのインタラクションもしっかりあります。
じっくり考えるゲームが好きな人におすすめです。
クベルネシュティッヒ
3~4人用のトリックテイキングゲームです。
最初の4ラウンドでプロットを行うことで、今回のゲーム内容を確定させていきます。それぞれの思惑がぶつかるため、プロットでのインタラクションがかなり強いです。
自分が勝てるように緻密に組み立てていく必要があるため、トリックテイキングに慣れた人向けのゲームです。
トリックテイキング好きならばプレイしてみる価値は十分にあります。
大名
2人用のワーカープレイスメントです。5種類のワーカーを使い分け、将軍の恩恵を受けながら自国を豊かにしていきます。
タイルのめくりに若干の運要素はありますが、ほとんどの情報が最初から公開されているため、どのような方針でいくか考えた上でプレイする必要があります。
お互いの情報を共有した状態で、相手を上回れるような一手を選んでいきます。
中・重量級の2人用ゲームを探している人におすすめです。
RISE(ライズ)
10個のトラックを進めて都市を発展させていく2~4人用ゲームです。
アクションカードを選ぶことで、トラックが進みます。その際、通過したマスの効果がすべて発動するため、連鎖的に複数のトラックが進んでいきます。
プレイ感としてはコンボ要素がある紙ペンゲームに近いです。
ただし、こちらはトラックによってデメリット・メリットがあるため、とにかくすべてを上げればいいわけでもありません。マイナス効果もあるため、それをカバーする作業も必要になります。
カードの効果はアイコンなので、複雑な効果はとくにありません。若干テキストがありますが、フレーバーなので読めなくてもプレイには支障はないです。
10枚のトラックはすべて両面仕様になっているため、いろいろな組み合わせで遊べます。
OPEN
手札6枚のうち、4枚が公開されている状態で大富豪系のカードゲームを行います。ラウンド開始時には誰が勝つかの予想も行います。
スートは赤と黒の2色しかないのですが、数字の構成が異なるため、一筋縄ではいかないようになっています。
1ラウンド手札6枚なので、かなりテンポよく遊べます。自分が勝てなくても予想が当たれば得点が増えるため、手札運だけではなく、勝負勘も重要です。
帝国の時代:インペリウム
「クラシック」と「レジェンド」の2種類があり、単体でも遊べますし、混ぜても遊べます。
デッキ構築要素がある文明発展系で、デッキごとに固有のカードがあります。ほとんどのカードがテキスト効果の上、用語も多く、決して取っつきやすくはありません。
一度遊ぶと何となく用語は把握出来ますが、初回はリファレンス必携です。似たような言葉でも内容が異なるため、混乱しやすいです。
デッキ構築ゲームが好き・文明発展系ゲームが好きという人におすすめです。
2022年を振り返って
2021年はのべ300タイトルだったので、2022年はだいぶ減ってしまいました。生活スタイルが変わって、土日があまり空いてない影響で、遊ぶ機会も減ってしまいました。
その分、BGAでいろいろな人と遊ぶようになりました。「gokuraku」でプレイしているため、ターンベースで遊べる人は、ぜひフレンドになりましょう。
ブログを書く時間も減ってしまい、プレイして記事にしていないゲームが20個以上もたまっています。2023年はこの辺りもどんどん崩していきたいところです。
また、2022年に高評価だった「アルナックの失われし遺跡 拡張:調査隊長」や「ギルドマーチャントエクスプローラー」などは入手したものの、まだ遊べていません。こちらも近々遊んでみたいですね。