Everdell:Pearlbrook(真珠の入り江)はエバーデールの拡張セットです。単にカードが増えるだけでなく、新たなトークンとしてPearl(真珠)が登場したり、アクションスペースが増えたり、2つの効果をもたらす装飾品カードが加わったりと、さまざまな要素が増えます。
Pearlbrookで新たに加わる要素
Pearl(真珠)
新たなトークンとして真珠が加わります。
真珠は装飾品カードやワンダーのコストとして使用します。
また、真珠はゲーム終了時に1つ2点になります。
新たなボード
左側に新たなボードが加わります。
アクションスペースがいくつか増えるのですが、中に描かれたアイコンがこれまでのものとは違い、カエルの足跡になっています。これらのアクションスペースを使うため、カエルの大使コマが加わります。
カエルの大使コマはプレイヤーカラーのものがあり、開始時に1つずつ持ちます。通常のワーカーのようにアクションで使用しますが、カエルの足跡のマスにしか置くことができません。逆に、通常のワーカーはカエルの足跡のマスには置くことができません。新しい季節の準備をする際に、他のワーカーと一緒に戻ってきます。
ボードに固定で描かれているアクションスペースでは、資源やカードを支払い、真珠1つを得ます。
他4つには川の住民カードが2枚、川の場所カードが2枚置かれます。
カードはゲーム開始時、裏向きで配置されており、訪れるまで中身が分かりません。また、エバーデールのイベントタイルのように、必要な条件を満たすカードをプレイしていないと訪れることができません。
住民や場所は真珠やカードなどをもたらします。ただし、そのコストとして指定アイコンのカードを捨てたり、資源や勝利点トークンを支払わなければなりません。
装飾品カード
ゲーム開始時にランダムに2枚の装飾品カードが配られます。
装飾品カードのコストはすべて真珠1です。
通常のアクションとして、ゲーム中にプレイすることができます。
すべての装飾品カードは即時効果と終了時得点の2つを持っています。
WONDERS(ワンダー)
Pearlbrookでは基本イベントタイルを使用しません。
その代わりに4つのワンダーが登場します。10点、15点、20点、25点とかなりの高得点ですが、当然要求されるコストも重いです。
イベントタイルと同じように早い者勝ちで取りますが、条件さえ満たせば何枚でも取ることができます。
選択肢が増えて複雑に
要素がかなり増えたので、ちょっと複雑になった印象です。タイトルのPearlbrook(真珠の小川)の通り、真珠が大きくフィーチャーされています。
真珠は取るのが大変ですが、さまざまな使い途があります。また、他の資源と異なり、終了時に2点になるため、単純にたくさん集めるだけでも意味があります。
今回は2人で遊び、1プレイ1時間ほどでした。
真珠、カエル大使、装飾品、ワンダーと、いろいろな要素が加わったため、選択肢が増えて、若干複雑になりました。特に悩ましいのが真珠で、どのタイミングで使うかで展開が変わってきます。
装飾品はほぼ2点以上をもたらしてくれるため、プレイした方が得点が上がります。ただし、今回加わったカードは「真珠を○個持っていると~」という効果が多いため、どこで使うかの見極めが重要になってきます。
とりあえずまだ1度しかプレイしていないので、いろいろ試してみたいところです。
今回、カードを日本語化するにあたり、U壱さんのサイトを参考にしました。カードの和訳データがあるため、それを切って貼るだけで日本語化が可能です。