面白そうな試みが始まりました。
電子レシートは、スーパーなどに会員登録した客が専用のアプリをスマートフォンにダウンロードしたうえで、会員証をレジにかざすと店で購入した商品の記録がスマートフォンに送られる仕組みです。(NHK NEWS WEB)
通常のように紙でレシートを渡すのではなく、データをスマホに送るようです。
確かにこれなら、かさばらないし、紙を消費しないのでエコにもつながります。
ついつい財布の中がレシートでパンパンになる人も安心ではないでしょうか。
試験が始まったのは、宮城県内の生協で、3月末まで実証試験が行われるようです。
地元なので、どんな展開になるのか気になるところですね。
スマホにレシートを送ることの問題点
みなさんは家計簿をつけていますか?
つけている人は何を利用しているでしょうか。
やはり、まだ紙で出来たノートタイプの家計簿をつけている人が多いかもしれません。
しかし、最近はスマホのアプリでつけている人も増えてきているはずです。
その場合、逆に参照しづらくなるのではないでしょうか。
購入データはスマホで閲覧するため、そのアプリを開いている間は家計簿のアプリを開くことができません。
そうすると、まずレシートを見て品名と金額を覚え、次に家計簿アプリを開いて入力という手間が発生します。
これならば最初から紙のレシートの方が便利です。
わたし自身もアプリで家計簿をつけており、買い物をするたびにこまめに入力しています。
そのため、財布の中にレシートはほとんど残しません。
そのようなタイプの人はまだ少ないのでしょうか……。
レシートのデータをスマホに送るという発想は、もちろんスマホの普及あってのものです。
当然、それと同時に家計簿をスマホでつける人も増えているはずです。
その辺りのフォローはきちんとなされるのでしょうか。
さらに一歩進んで、レシートのデータが家計簿アプリに連携されるようになれば、もっと便利になるでしょう。
けれども、ただレシートのデータをアプリに送るだけという仕様ならば、むしろ不便になりますね。