スイッチアンドシグナル(Switch&Signal)は、列車を運行して商品を送り届ける2~4人用の協力ゲームです。信号や切り替えを上手く操作して、早さが異なる列車をぶつからないように進めていきます。
スイッチ&シグナル(Switch&Signal)について
ゲームボードは両面仕様になっており、マップが異なります。
表面がヨーロッパで裏面が北アメリカです。
ゲームボードの指定の位置に切り替えディスクと信号ディスクを置きます。4色の商品キューブを対応する都市に置き、時間トークン7個をボード上に置きます。
カードはアクションカードと運行指示カードの2種類です。
アクションカードはプレイヤーの手札となり、運行指示カードは手番開始時に山札からめくります。
最初に手札として5枚ずつアクションカードを配ります。
ゲームは終了条件を満たすまで、手番を繰り返します。
手番の流れ
1.運行指示カードの公開
運行指示カードの山札の1番上を公開します。
カードにはどの列車を進めるか、どの列車を新しく登場させるかが書かれています。その指示に従って、列車を進めたり、新しい列車をボード上に配置したりします。
2.カードのプレイ
手番プレイヤーがカードをプレイしてアクションを実行します。
カードは何枚でもプレイでき、まったくプレイしなくてもOKです。
アクションの種類
信号 | 信号ディスクを移動させます。 ボード上の信号は赤のため、ディスクを置くことで青に変わります。 |
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切り替え | 路線上にある切り替えディスクを移動させます。 |
列車の運行 | 列車の種類を1つ選び、対応する列車すべてを好きな順番で進めていきます。 |
荷物の積み込み | 好きなカード1枚を捨てて、都市にある列車に対して荷物を積み込みます。 |
ジョーカー | 好きなカード2枚を捨てて、任意のアクションを実行します。 |
列車を進めた際に赤信号に引っかかったり、他の列車にぶつかったりすると時間トークンが減ります。時間トークンがなくなると運行指示カード1枚が取り除かれます。その後、再び時間トークンをリセットします。
3.カードの補充
手札を5枚補充します。
手札上限は10枚です。
特殊効果
ゲームボード上部に3人のキャラクターが描かれています。それぞれ特殊な効果を持っており、1回ずつ使うことができます。
効果を使ったならばタイルで覆っておきます。
ゲームの終了
すべての荷物を運ぶことができればゲームクリアです。
その前に運行指示カードがなくなってしまうとゲーム失敗です。
いろいろなところに目を向けながら列車を進める
古いところで言うとチクタクバンバン、新しいところで言うとコンダクトトゥギャザー!のようなゲームです。
どちらもリアルタイムで進行するため、とてもわちゃわちゃしますが、スイッチアンドシグナルはターン制のため、じっくり考えることができます。
ただし、運行指示カードが制限時間のような意味合いを兼ねているため、のんびりしているとすぐにゲームオーバーになってしまいます。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
アクションカードは信号、運行、切り替えの3種類だけで、特殊効果などもないため、とても分かりやすいです。2枚使えばどのアクションも行えるため、手番でまったく何もできないということはありません。
序盤は列車も少ないため、特に悩むことはないのですが、だんだん増えてくると考えることが増えてくるため、忙しくなってきます。
1種類すべての列車が動くというのがポイントで、全部を上手く動かすのはどんどん難しくなっていきます。こちらは通れるけれど、こちらは引っかかるということが必至なので、ある程度妥協しつつ進めていかなければなりません。
どこに列車が登場するか、どの列車が運行するかはカードのめくりやダイスで決まります。また、列車ごとに何マス進むかもダイスなので、かなり運要素は強いです。
どんどん複雑になっていく状況下で、みんなで相談しながら進めていくのが楽しいゲームです。
タイトル | Switch & Signal |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | David Thompson |
BGGリンク | Switch & Signal | BGG |