厄介なゲストたちは1~8人用の推理ゲームです。情報が書かれたカードをやり取りしながら、犯人・動機・凶器の3つを推理します。専用アプリが用意されており、答えを入力すると正解不正解の判定が行えます。
厄介なゲストたち(Awkward Guests)について
さまざまなヒントが書かれた証言カードから今回使用する70枚を選び出します。これが今回のシナリオです。ルールブックに39パターンが用意されていますが、アプリを使ってさらに生成することができます。
各プレイヤーは衝立と推理を書き込むためのシートとペンを受け取ります。
カードには情報と情報力が書かれています。
情報力は数字が高いほど、確定できる範囲が広くなります。
- 凶器は( )ではない。
- 死因は( )である。
- 事件の動機は( )ではない。
- ( )を通った人物はいない。
手番では容疑者と部屋を好きな組み合わせで2つ選びます。容疑者2人でもいいですし、1つずつでも構いません。
それに対して他のプレイヤーは、選ばれた情報が書かれたカードのうち、交換してもいいものの情報力の合計をトークンで示します。
全員がトークンで示したならば、手番プレイヤーは提示された情報力以上のカードを交換に出します。誰と交換するかは自由で、情報力が十分にあるならば全員と交換してもいいです。
これを時計回りで一巡するとラウンド終了です。
各プレイヤーは推理を発表するかどうかを決めます。推理するならば答え合わせを行い、正解すれば勝利です。
誰も推理を発表しないならば、次のラウンドを行います。
好きな枚数のカードを捨てて、規定枚数になるように補充します。
雰囲気のある推理ゲーム
容疑者は6人、動機は各自に3種類ずつ、凶器は20種類あります。上級ルールになると、さらに共犯者が出てきて、その名前や動機まで当てる必要があります。
カードには情報とシートにどのように書き込めばいいのかが書かれているため、やることは分かりやすいです。情報を集めてどんどんしぼりこんでいき、最終的に答えを見つける感じです。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間半ほどでした。
まず大変なのが準備です。240枚以上ある中から、今回使う70枚を選び出さなければなりません。どれかを入れ忘れたり、違うカードを入れたりするとゲームにならない可能性があるため、よく確認しておく必要があります。
やるべきことはカードで情報を集めて、消去法で答えを見つけ出すことなので、さほど難しくはありません。
特徴は犯人は嘘をついているということです。
犯人の証言は嘘のため、他のカードと照らしあわせていくと矛盾が生じます。それを元に「もしかして、こいつが……!」という推理が行えます。
ただし、カードの引き運があることは否めず、単純に情報力が高いカードを引けた方が有利です。また、カードを交換しても同じカードが戻ってきたりするため、不毛な時間もあります。
また、どの情報のカードなのかが筆記体で書かれているため、慣れるまでは「えっと、これは何だっけ?」となりやすいです。
気になった点はいくつかありますが、この手の推理ゲームではかなりクオリティが高く、しっかり自分で推理している感覚があります。
推理系のゲームが好きならば、1度試してみる価値はありますね。
タイトル | Awkward Guests |
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発行年 | 2016年 |
プレイ人数 | 1~8人 |
プレイ時間 | 45~75分 |
デザイナー | Ron Gonzalo García |