ワードンはお互いに文字を言っていき、相手の単語が何かを当てる2人用のゲームです。海戦ゲーム(戦艦ゲーム)のように印を書き込んでいき、相手の言葉が何かを推測します。文字ではなく、単語を言うことで一発逆転が可能です。
ワードンについて
シートの束が2冊入っているので、お互いに1冊ずつ受け取ります。
まず、今回のテーマを決めます。テーマは「動物」「果物」「国の名前」など自由に決めて構いません。
テーマが決まったらシート上部に自分が考えた言葉を書き込みます。
書き込む言葉は2文字・3文字・4文字の3つです。
シートには五十音表が2つ書かれています。
上に自陣、下には敵陣の情報を書き込みます。
手番では以下の2つのうち、いずれか1つを行います。
1文字の攻撃
ひらがな1文字を言います。
その文字に対して相手は以下のように答えます。
命中 ○ | その文字が自分の単語に含まれている。 |
---|---|
水しぶき △ | その文字の上下左右いずれかに命中の文字がある。 |
はずれ × | 上記のいずれでもない。 |
相手の答えに応じて、シートに○、△、×を書き込みます。
単語のすべての文字が当てられたら戦艦が沈没したことを伝えましょう。
上部に書いた戦艦の当てられた文字をチェックしておくと分かりやすいです。
単語の攻撃
文字ではなく、単語そのものを言います。
相手はそれに対して「あたり」か「はずれ」を答えます。
単語の場合は水しぶきなどのヒントはありません。
正解ならば戦艦が沈没します。
ゲームの終了
交互に攻撃していき、先に相手の戦艦すべてを沈没させたプレイヤーの勝利です。
通話でも遊べる紙ペンゲーム
お互いにシートを持っていれば通話でも遊ぶことができます。ルールも簡単なので、ひらがなが分かるお子さんでも楽しめそうですね。
今回は「動物」「果物or野菜」というテーマで2回遊んでみました。
実際にやってみると「水しぶき」より「はずれ」の方が情報をしぼることができます。はずれだと一気に5文字が消えるため、だいぶ範囲が狭まります。水しぶきは上下左右のどこにあるのか、また何文字あるかが分からないので、なかなか絞れません。
また、戦艦ゲームと違い、単語を当てることで一発逆転が狙えるのが面白いです。通常だとすべての位置を把握する必要がありますが、ワードンの場合、当てた文字から答えが推測できるため、多少の不利は十分に挽回可能です。
ただし、単語の場合はヒントをもらえないため、どこで狙うかの見極めが重要です。
シンプルなルールでしっかり考えどころがあり、時間もそれほどかからないので、ちょっと遊びたいときにもちょうどいいです。惜しいところで負けると、思わず「もう1回!」となるゲームです。
タイトル | ワードン (Wordon) |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 15分 |
デザイナー | Aiko Oyama, Toru Oyama |