トレジャーハンターはドラフトしたカードで遺跡に挑む2~6人用のゲームです。各色に対して合計値が最大と最小のプレイヤーがタイルを獲得するのですが、アクションカードを使うことで数値を調整することができます。
作者はマジック・ザ・ギャザリングやキングオブトーキョー、アンドロイド:ネットランナーなどを手がけたリチャード・ガーフィールドです。
トレジャーハンターについて
ゲームボードに宝物タイルとゴブリンタイルをセットします。
各プレイヤーは初期資金と冒険カード9枚を受け取ります。カードを確認したらドラフトを行い、自分のカード9枚を決めます。ドラフトは1枚を選んで、残りを隣にといった一般的なやり方です。
氷山(青)、ジャングル(緑)、火山(赤)の順番で解決していきます。
全員一斉に対応する色のカードをすべて公開し、合計値を宣言します。その後、スタートプレイヤーから順番にアクションカードを使うタイミングがあります。アクションカードにより数字が上下したり、すでにあるカードを取り除いたりします。
全員がアクションカードのパスをしたら、合計値が最大だった人と最小だった人が対応するタイルを受け取ります。
氷山、ジャングル、火山の解決が終わったら、ゴブリン盗賊団との戦いです。
各プレイヤーは番犬カードを出し、その合計値がゴブリンの数字以上ならば被害はありません。未満の場合は、タイルに書かれた分のお金を失います。その後、番犬カードの合計値がもっとも多かった人がゴブリンタイルをすべて獲得します。
タイルの補充を行い、次のラウンドに臨みます。
ゲームの終了
5ラウンドを行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも所持金が多いプレイヤーの勝利です。
シンプルなドラフトゲーム
3色のカードの最小・最大を狙うのが基本のため、だいぶシンプルなルールです。
手札にその色があれば、必ずすべて出さなければなりません。ただし、その色を出さなければ勝敗の判定に加わらないため、欲しくないタイルがある場合は、その色をまったく取らないといったやり方が可能です。(ドラフトの最後に押しつけられてしまう可能性がありますが)
今回は4人でプレイして、ルール説明からゲーム終了まで1時間ほどでした。
合計値の大小を競うのが基本なのですが、さまざまな特殊効果があるため、一筋縄ではいきません。お互いにカードを出していくことで合計値が二転三転していくため、先が読めないようになっています。
また、プレイしたカードの枚数によってボーナスをもたらすタイルもあるため、考えることはいろいろあります。
カードは配りきりではなく、かなり余るため、欲しいカードが来るとは限りません。ゴブリン盗賊団が強いときに限って、全然番犬カードがなかったりするので、そういうときはすぱっと諦めて他の要素に力を入れる必要があります。
言語依存はカード名くらいで、すべてアイコンで効果が分かります。ルールも分かりやすくプレイ人数も2~6人と広いため、使い勝手がいいゲームです。
タイトル | Treasure Hunter |
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発行年 | 2015年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 40分 |
デザイナー | Richard Garfield |
BGGリンク | Treasure Hunter |