サンタモニカは南カリフォルニアに魅力的なビーチを開発していく2~4人用のゲームです。手番ではさまざまな効果を持ったビーチやストリートのカードを配置します。カード上にある地元住民や観光客を移動させることで、さらに得点を増やしていくことを目指します。
サンタモニカについて
サプライとしてカードを4列×2行の8枚並べます。前の4枚が前列となり、手番で取ることができるカードです。後列は前のカードが取られたときに補充されるカードです。後列から前列に補充されたならば、山札から後列にカードを補充します。
ランダムにサンドダラータイル2枚と目的タイル1枚を選びます。
サンドダラータイルには、手番で行える特殊アクションが書かれています。目的タイルには、追加点や減点の条件が書かれています。
その後、人数+1枚のスタートタイルを並べ、逆順に1枚ずつ選んでいきます。スタートタイルには初期資源とVIPコマで得られる得点の条件が書かれています。
ゲームは誰かが14枚のカードを並べるまで続きます。
通常のゲームだと一手番に1枚のカードを獲得するため、14ラウンドでゲームが終わります。
ゲームの流れ
1.選択フェイズ
前列4枚のうち、いずれか1枚を獲得します。その際、フードトラックやグルメがいればサンドダラーをもらえたり、コマの移動が行えたりします。
カードは大きく分けてビーチとストリートの2種類です。
ビーチカードは上段に、ストリートカードは下段に配置します。
2.配置フェイズ
カードは、すでに配置してあるカードに隣接するように配置します。
カードにはいくつかのアイコンが描かれており、その位置によってさまざまな得点が得られます。また、コマを移動させることで得点が入るカードもあります。
指定された個数のサンドダラーを支払うことで、サンドダラーアクションを行うことができます。
3.配置アクションフェイズ
コマやサンドダラーのアイコンが描かれていればそれらを獲得します。コマはそのカード上に置き、サンドダラーは手元に置いておきます。
コマの移動ができる場合は、指示にしたがってコマを移動させます。
4.リフレッシュフェイズ
後列から前列にカードを補充し、山札から後列にカードを補充します。
ゲームの終了
誰かが14枚目のカードを並べたら、そのラウンドを最後まで行い、ゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
パズルチックなカード配置ゲーム
カードには特定のアイコンに隣接させることで得点になるものや、一定数のコマを置くことで得点になるもの、同じアイコンを連続させることで得点が増えるものなど、さまざまな条件があります。それらさまざまな条件を踏まえてカードを配置していかなければならないため、パズル要素が強いです。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間ほどでした。
カードにコストなどはないため、4枚のうち、好きなものを選ぶことができます。資源としてはサンドダラーがあるのですが、これは特殊アクションを実行するために使用します。そのため、なくても特に困るようなことはありません。
今回わたしのスタートタイルの条件がビーチを移動させた枚数だけ得点だったため、とにかく上段だけにカードを並べていきました。ビーチ9枚にストリート5枚という偏った配置でしたが、思ったほど得点は伸びませんでした。
コストや配置制限などがないため、基本的に4枚のうち好きな1枚を選ぶことができます。そのため、プレイする上でストレスがほとんどありません。ただし、得点を考えると、どのカードをどこに置くかがとても悩ましいです。
最初に決めるサンドダラータイルや目的タイルによって、得点の入り方がだいぶ変わってくるため、毎回新鮮な気持ちで楽しめそうです。カードのイラストの雰囲気もいいですね。
タイトル | Santa Monica |
---|---|
発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~40分 |
デザイナー | Josh Wood |
BGGリンク | Santa Monica | BGG |