人がタバコを吸うようになるきっかけというのは、何なのでしょうか。
何事においても、それを始めるのには、きっかけがあります。
友達に勧められて、やってみたら面白かった。
人がやっているのを見て、真似したくなった。
話題についていけなくなるので、仕方なく始めた。
いろいろな理由があるでしょう。
なぜタバコを吸うのか
多くの人のきっかけは「カッコイイ」というものではないでしょうか。
先輩が吸っているのをみて、カッコイイと感じ、吸い始めた。
映画やテレビで吸っているのを見て、カッコイイと感じた。
不良映画や漫画などでも、タバコはつきものです。
そのため、自分自身も高校生から吸っているという人もいるでしょう。
もっとも大きな原因というのは、「周りが吸っているから」ともいえます。
嫌煙家から愛煙家へ
子供のころから知っている知人がいます。
彼は中高校生のときは、かなりの嫌煙家でした。
家でタバコを吸う父親が許せずに大喧嘩することもあるほどです。
他にも「なんでタバコなんて吸うんだ」「意味わかんない」と嫌っていた人もいます。
現在、そのほとんどが喫煙者です。
これはちょっと驚きです。
あんなにタバコのことを嫌っていたのに。
話を聞いてみると、やはり始めたきっかけというのは「周りが吸っているから」自分もそうなってしまったというものです。
確かに毎日の生活の中で、周りが全員吸っているのに自分だけ吸わない、というのは日本人的な気質から考えても難しいでしょう。
逆に考えると
逆に考えれば、周りでタバコを吸う人がいなければ、吸うようにはならないともいえます。
わたし自身も学生時代、友達でタバコを吸う人はほとんどいませんでした。
今現在もそういう環境にあるため、特に吸おうとは思いません。
ただ、たまに親戚の集まりなどにいくと、同世代の従兄弟などは、だいたいが吸っています。
そういう状況下だと、何となく自分だけ吸っていないのは居心地が悪い気もします。
毎日がこういう状況ならば、吸うようになってもおかしくないでしょう。
タバコの効用
タバコに含まれるニコチンには、頭をスッキリさせる効用と、気持ちを落ち着かせる効用があると言われています。
そのため、喫煙を常習している場合、吸わないと落ち着かなくなったり、イライラしたりします。
もともと脳はニコチンの手を借りなくても、脳内物質を出す性質があります。
しかし、ニコチンを常用することによって、この機能は低下してしまいます。
昨今、公共の場はほとんどが禁煙となっています。
飲食店であっても全席禁煙、または禁煙スペースを設けているところがほとんどです。
タバコ自体の値上げもあり、愛煙家には肩身の狭い世の中になっています。
恐らくこの傾向はもっと強まり、ますます大変になるでしょう。
そのような状況下にあっても、タバコが吸いたくなるのですから、ちょっと恐ろしい気もしますね。