トランプクルーはトランプを使った協力型のトリックテイキングゲームです。全員が協力してビッド通りのトリックを獲得することを目指します。
トランプクルーについて
使用するカード
通常のトランプ52枚とジョーカー1枚の計53枚。
ビッドが分かりやすいようにチップもあると便利です。
カードの強さ
強 A K Q J 10 … 3 2 弱
ジョーカーが最強です。
ゲームの流れ
プレイ人数によってステージ数が変わります。
2人 | 26ステージ |
---|---|
3人 | 17ステージ |
4人 | 13ステージ |
5人 | 10ステージ |
以下略 | (52÷人数)ステージ ※あまりは無視 |
第1ステージではディーラーは全員に1枚ずつ配ります。同様に2ステージでは2枚、3ステージでは3枚と手札枚数が増えていきます。
残ったカードを1枚めくり、そのカードのスートが切り札スートになります。ジョーカーの場合は切り札なしです。
全員にカードを配ったらディーラーは自分の手札を見て、強さが「強・中・弱」のうち、どれかを発表します。強さはあくまでディーラーの主観で構いません。
その後、ディーラーの左隣から時計回りに、このステージで獲得できるであろうトリック数をビッドしていきます。ビッドが分かるように、その分のチップを受け取ります。
ビッド数はステージ数と一致するため、ディーラーには選択権はありません。ちょうどになるようにチップを受け取ります。(もちろん受け取らない場合もあります)
ディーラーの左隣がオープニングリードを行います。
切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。ただし、ジョーカーだけはスートを無視して、どのタイミングでも出すことができます。
ジョーカーでリードする場合はスートを指定してもいいですし、しなくても構いません。指定しない場合、残りのプレイヤーは好きな手札を捨てることができます。
全員がビッド通りのトリックを獲得できれば成功です。
ディーラーを左隣に交代して、次のステージに臨みます。
失敗した場合は、ディーラーを交代して同じステージに臨みます。
これを繰り返し、最終ステージを成功すればゲームクリアです。
トランプで行うザ・クルー
トランプクルーという名前ですが、プレイ感はザ・クルーとはだいぶ異なります。手札が1枚ずつ増えていくルールなので、ウィザードに近いです。
今回は4人で遊んでみました。
1人は、あまりトリックテイキングの経験がなかったため、ステージごとに、どういった意図があったのかお互いに確認しつつ遊んでみました。
ザ・クルーとの大きな違いはカードを配りきらないことです。
そのため、トランプクルーでは手札によってはどうにもならないことも多いです。対してザ・クルーでは、すべてのカードが配られているため、終わってから「この人がここでこれを出しておけばよかった」というのがハッキリ分かります。
この辺が好みの分かれるポイントです。
ユルく、大ざっぱに遊ぶのならばトランプクルーの方がオススメですし、もっとシビアにプレイしたいならばザ・クルーの方がオススメです。また、ザ・クルーはミッションのバリエーションが多いので飽きにくいという利点もあります。
トランプクルーは、トランプ1組あれば気軽に遊べるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。