ダイスロードレースは自転車のロードレースをテーマにした2~6人用のゲームです。初めはダイスを3つ持っているのですが、6の目がでるたびにダイスが減ってしまいます。また、同じマスに他のプレイヤーがいる場合、「チェック」することで自分もダイスを振ることができます。ダイスを振るだけで、ロードレースの駆け引きが短時間で楽しめるゲームです。
ダイスロードレースについて
プレイヤーは自分の色のダイス3個とプレイヤーコマを受け取ります。
コースボードは3枚で両面仕様になっており、好きなように組み合わせてマップを作ることができます。3枚目にゴールがあれば他は表裏を問わず組み合わせることができます。各マスには1~3の数字が書かれています。
手番は以下の流れで行います。
1.ダイス選択
手元にあるダイスのうち、何個を使用するか宣言します。
2.チェック
手番プレイヤーと同じマスにいる他プレイヤーは、チェックするかどうかを選びます。チェックする場合は、手番プレイヤーと同じ個数のダイスを使用します。
同じ個数がない場合はチェックすることはできません。
3.ダイスロール
まず手番プレイヤーがダイスを振り、続けてチェックしたプレイヤーがダイスを振ります。
4.コマの移動(手番プレイヤー)
手番プレイヤーは出た目を合計して、その値を上限としてコマを進めます。
5.コマの移動(チェックしたプレイヤー)
手番プレイヤー以上の出目を出したプレイヤーは同じマスまで進むことができます。それ以外のプレイヤーは出目の合計値を上限として、好きなマス数を進めます。
6.ダイスの回収
手番プレイヤーとチェックしたプレイヤーの両方で、6の目が出たダイスをゲームから取り除きます。もし、振ったダイスの目がすべて6の場合は1個だけ残すことができます。
そのため、1個だけダイスを振れば、6が出ても取り除かれることはありません。
7.手番の移動
左隣のプレイヤーに手番が移ります。
上記を繰り返し、最初にゴールに到達したプレイヤーの勝利です。
ロードレースならではの駆け引き
基本はダイスを振ってコマを進めていくだけなのですが、何個ダイスを使うか、どこで仕掛けるかに駆け引きがあります。
6のダイスが出ると多く進めるものの、ダイスの数が減ってしまうので、だんだんと体力が落ちていく様子を感じさせます。また、他のプレイヤーをチェックしようと思っても、ダイスの数が足りないと、ついていけないというところもリアルです。
今回は3人で遊んでみました。
他の2人が最初からダイスを3つ振っていくのに対し、わたしは様子を見て1個、2個と使っていきました。すると、みるみるうちに2人のダイスが減っていき、差がグングンと縮まっていきます。序盤は体力を温存して、後半にスパートをかける感じですね。
終盤になると、わたしだけがダイスを複数個持ち、2人は1つずつしかなくなったため、チェックができなくなりました。
そのため、そのまま2人を追い越して逆転勝利しました。
体力が減ってきて、だんだんと速度が落ちていくのが実際のロードレースを思わせます。コマの進み方によって「こんなことが起こったのでは?」と想像させられますね。
シャカリキや弱虫ペダルといったマンガを読んでいると、より世界観に入り込みやすいかもしれません。
※このゲームはTwitterでのRTキャンペーンで当選したものです。