ボードゲーム

[ボードゲーム] ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ 紹介

The Guild of Merchant Explorers
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「ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ」はめくられたカードに従ってマップ上にコマを置いていくゲームです。紙ペンゲームのようなプレイ感ですが、ラウンドが終わるごとに置いたコマがリセットされてしまうのが特徴です。

ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズについて

ボードゲームのザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ

4種類のマップの中から今回使用するものを選びます。各プレイヤーは自分が選んだ色の探索者キューブと村トークンを受け取ります。

探索カードは基本5種類、時代4種類の合計9枚あります。基本にはそれぞれ地形が書かれており、時代には「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ」の文字が書かれています。

調査カードと財宝カードの山札を作り、今回使用する目的カード3枚を公開して置いておきます。

ゲームは4時代を行います。

ゲームの流れ

各時代は探索カードの山札枚数だけ手番を行います。

最初は「地形5+時代Ⅰ」で6手番、次の時代は「地形5+時代Ⅰ+時代Ⅱ」の7手番といった感じで、時代が進むにつれて1手番ずつ増えていきます。

ターン開始時、探索カードの山札から1枚が公開されます。

全プレイヤーがそこに書かれた指示に従って、個人マップにコマを配置します。コマはすでにある自分のコマに隣接するように置かなければなりません。

マップには草原・砂漠・山岳・海の4つの地形があります。探索カードに従って、指定された地形に1~3つの探索者コマを置きます。連続した地形のかたまりは1地域として見なします。1時代中に1地域すべてに探索者コマを置いたら、その中の1つを村トークンに置き換えます。

その他にも置いた場所によってさまざまな効果があります。

ディスカバリースペース ディスカバリータワーコマを置く。マップ上に何番目に置いたかによって得られる金が異なる。
コインスペース マスに記されている金を獲得する。
遺跡スペース 財宝デッキから財宝カードを1枚獲得してその効果を発動させる。
都市と交易所 2つの都市間を途切れることなく探索者コマでつなげると、交易路が完成する。マスに書かれた数字をかけた分だけ金を得る。

調査カード

探索デッキからそのときの時代カードが引かれると、調査カードが得られます。

調査デッキから2枚をめくり、そのうち1つを選び、個人マップ左の該当するスペースに置きます。この効果は引いたときに発動し、また以降の時代でも同じように引いたときに効果を発動します。

時代4ではこれまでに獲得した調査カードの好きな1枚を発動させます。

目的の達成

探索アクションを行ったときに、目的カードの条件を満たしていたら、目的達成になります。最初に達成したら得点の高いほうに、2番目以後に達成したなら得点の低いほうに自分のコマを置き、カードに書かれた金を得ます。

時代の終了

時代Ⅰ~Ⅲが終わったら、次の時代の準備を行います。

マップからすべての探索者コマを取り除きます。村や交易所、財宝、ディスカバリータワーなどはそのまま残ります。

各時代の開始時、対応する探索カードを取り、探索デッキに加えてシャッフルして、新たな探索デッキを作ります。

ゲームの終了

時代Ⅳが終わると、ゲーム終了です。

もっとも金が多いプレイヤーの勝利です。同点の場合は、より多くディスカバリータワーを発見しているプレイヤーの勝利です。

紙ペンゲームが好きな人におすすめ

ボドゲのザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ

「ウェルカム・トゥ」のようなフリップ&ライトのゲームですが、書くのではなく、コマを置くのが特徴です。各時代の終わりに、すべての探索者コマをサプライに戻すため、線を書くのではなくコマを置くようになっています。

今回はソロで遊んでみました。1回目はルールを確認しながらだったので1時間ほど、2回目は30分かからないくらいで終わりました。

5枚の基本探索カードは草原と砂漠は2マス、海は3マス、山岳は1マスしか移動できません。もう1つは地形に関係なく隣接する2マスを進めます。

1時代ではこれを1回ずつ使っていきます。

そのため、ゲーム開始時は「え?こうれどうやってあそこまで行くの?」と不安になるのですが、その状況を変えてくれるのが調査カードです。

調査カードは28種類あり、すべて効果が異なります。

このカードがかなり強力で、展開が一変します。

しかもゲームを通して必ず3枚入手できるため、時代が進むごとにどんどん派手になっていきます。

これが単純に気持ちがいいです。

獲得したカードは後の時代でも使えるため、それを踏まえたルート構築が重要になってきます。

ゲーム中はすべての探索カードがでるため、見通しも立てやすいです。

また、村を作れば、次はそこからスタートできるようになるため、少しずつ遠くに行けるようになります。このじわじわと行動範囲が広がっていく感じも、冒険をしているようで楽しいです。

ちなみにソロプレイでは、3つの目的カードをすべて達成する必要があります。ゲームが進むにつれて目的カードがふさがれてしまい、達成してもお金がもらえなくなってしまいます。

今回のソロプレイでは、どちらも目的は達成できたのですが、難易度「難しい」はクリアできませんでした。(「難しい」をクリアするには150金以上必要)

マップによって追加ルールもあるため、長く楽しめそうなゲームです。

紙ペンゲームが好きな人ならば、まず間違いなく楽しめそうですね。

ケンビルさんから日本語版が発売予定です。
タイトル The Guild of Merchant Explorers
発行年 2022年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 45分
デザイナー Matthew Dunstan, Brett J. Gilbert
BGGリンク The Guild of Merchant Explorers | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。