ボードゲーム

[ボードゲーム] ローゼンケーニッヒ 紹介

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「ローゼンケーニッヒ」は薔薇戦争をテーマにした2人用の陣取りゲームです。各自が赤薔薇のランカスター家と白薔薇のヨーク家を担当して領地を奪い合います。

1992年のゲームですが、2021年にリゴレから日本語版が発売されました。その際に、4人でのペア戦ルールが追加されています。

ローゼンケーニッヒについて

ボドゲのローゼンケーニッヒ

ゲームボードの中央に王冠コマを置きます。各プレイヤーに騎士カードを4枚ずつ配ります。

その後、手札となる進軍カードを5枚ずつ配ります。進軍カードには剣によって示された8方向とローマ数字(Ⅰ~Ⅲ)が書かれてます。また、お互いの手札はすべて公開されています。

ゲームの流れ

手番で行うことは以下の3つのうちのいずれか1つです。

  • 進軍
  • カードのドロー
  • パス

進軍

進軍する場合は、手札のカードを1枚プレイして、対応した方向に数字の分だけ王冠コマを移動させます。その後、移動先に薔薇コマを自分の色を表にして置きます。

進軍先は空きマスでなければなりません。

ただし、騎士カードを消費することで相手コマに攻撃することができます。進軍先に相手コマがある場合、騎士カード1枚を消費することでコマを裏返すことができます。

カードのドロー

進軍カードを1枚引きます。このゲームではカード補充のタイミングがないため、アクションを使って手札を増やす必要があります。

手札上限は5枚なので、それを上回ってしまう場合はこのアクションはできません。

パス

進軍もドローもできない場合、パスとなります。

騎士カードを使って攻撃ができる場合は、進軍をしなければなりません。

ゲームの終了

ゲームの終了条件は以下の2つです。

  • 2人とも連続でパスをした
  • 最後の薔薇コマが置かれた

上記の条件を満たしたならば、得点計算になります。

自分の連続しているコマの数のそれぞれの2乗が得点になります。たとえば、4マスの領土ならば16点、6マスならば36点です。

合計得点が多いプレイヤーの勝利です。

定番2人用ゲームのひとつ

ボードゲームのローゼンケーニッヒ

発売から30年以上が経っても、今なお遊ばれている定番ゲームのひとつです。いろいろなバージョンが出ており、コマではなく、チップのものもありますが、現在の日本語版は木ゴマになっています。

手番では、カードをプレイして王冠駒を進めるか、1枚を補充するかなので、やることはとてもわかりやすいです。

お互いの手札が公開されているため、相手が不利になるようにコマを進めていくことができます。

相手がパスした場合、自分は連続で行動することができます。ただ、このとき、うっかり自分も動けなくなってしまうとゲームが終了してしまうため、油断大敵です。

今回はカードが偏っていたため、ずっと1箇所の隅周辺で争っていました。すると、お互いに動けなくなる機会も増え、盤面の4分の1も使わないうちにゲームが終わってしまいました。

2乗で計算するため、1つつながっているかどうかで得点がだいぶ変わってきます。騎士カードを使えば、相手の得点源をカットすることもできるため、ジリジリした駆け引きが楽しめます。

シンプルなルールでじっくり楽しめる定番2人用ゲームです。

タイトル Rosenkönig
発行年 1992年
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 30分
デザイナー Dirk Henn
BGGリンク The Rose King | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。