「とりてこ」は2チームにわかれて珈琲カードを取り合う2~5人用のトリックテイキングゲームです。基本はマストフォローですが、いくつかの特殊ルールにより一筋縄ではいかないようになっています。
とりてこについて
カードは4スートあり、☆は10枚、他3スート(○・▽・◇)は8枚ずつあります。さらに特殊カードとして紅茶カードが1枚あり、全部で35枚です。
10・9・8とAを「珈琲カード」、2~7を「フードカード」と呼びます。
ゲームの準備
リーダーを1人決めます。その後、プレイ人数に合わせて手札を配ります。あまったカードは使用しません。
リーダーは切り札スートを指定します。
その後、好きなカードを1枚指定します。そのカードを持っている人がバディとなります。
リーダーとバディはリーダー派、その他は平バイト派です。
選ばれた人は自分がバディだと公表する必要はありません。
ゲームの流れ
ゲームはマストフォローのトリックテイキングです。
リーダーが1枚を出し、他のプレイヤーはそのスートを持っていれば必ず同じスートのカードをプレイします。
全員がカードを1枚ずつ出したならば勝敗を判定します。
勝敗のルール
- Aが出ていればAの勝ち。AがなくTが出ていればTの勝ち
- 出ているカードがすべて同スートならば2の勝ち
- 切り札があれば切り札の勝ち。複数枚あれば強いカードの勝ち
- 他のスートがまざった場合、リードスートのもっとも強いカードの勝ち
トリックに勝ったプレイヤーは珈琲カードを表向きにして枚数がわかるように置いておきます。その他のカードは裏向きでまとめて置いておきます。
トリックの勝者が次のリードを行います。
これを手札がなくなるまで繰り返します。
ゲームの終了
リーダー派と平バイト派で獲得した珈琲カードの枚数を比べます。
より多く珈琲カードを獲得したチームの勝利です。
チーム対抗珈琲争奪トリックテイキング

ナポレオンのようなチーム戦のトリックテイキングです。
今回は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。
正体隠匿要素があるチーム戦のトリックテイキングで味方が誰かはカードが出るまでわかりません。
このルールだとリーダー派がだいぶ有利な印象でした。
指定を切り札スートの10にすることで、ほぼ何枚かの珈琲カードが確定になります。
今回やってみたときもほぼ毎回切り札の10が指定され、ほとんどルールとして機能していませんでした。すべてが同スートの場合は2が勝つというルールもありますが、なかなかそう上手くもいきません。
事前にルールを読んだ段階では、いろいろなエッセンスがシンプルに再構築されて面白そうと思ったのですが、実際にやってみるとそれほど盛り上がりませんでした。
3人、4人で遊んでみればまた違った印象になるのかもしれません。
