ボードゲーム

[ボードゲーム] インペリアル・スチーム 紹介

Imperial steam
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「インペリアル・スチーム」は、産業時代を舞台に工場を建設し、鉄道網を拡大していく2~4人用のゲームです。フリーアクションで株式の売却ができますが、ゲーム終了時に所持金の総額からの支払いが生じます。

インペリアルスチーム(Imperial Steam)について

ボードゲームのインペリアル・スチーム

個人ボードに都市タイルを置き、ボード隣に契約書カードを並べます。契約書の枚数はプレイ人数により決まっており、補充はされません。

他に11枚のタイルがあり、これがアクションスペースとなります。

各プレイヤーは個人ボードとトークン類、資源、初期資金を受け取ります。

ゲームは全8ラウンドですが、トリエステまでの線路が引かれるとそのラウンドでゲームが終了します。

各ラウンドは8つのフェイズで構成されます。

ラウンド1はフェイズ7から始まります。

ラウンドの流れ

フェイズ1

ワーカーを回収します。ラウンドによって新しいワーカーが追加されます。

フェイズ2

ラウンド4~8では、出荷市場に商品が補充されます。

フェイズ3

注文された商品を船着き場から個人スペースに移動します。

フェイズ4

客車と駅から収入を得ます。

フェイズ5

訓練エリアにいる労働者を右枠に移動させます。使用済みの労働者を回復させます。

フェイズ6

影響力が大きい順に手番順を変更します。

フェイズ7

手番順に1アクションずつ実行します。時計回りにワーカーがなくなるまでアクションを行います。

フェイズ8

ゲームの終了確認を行います。条件を満たしていなければラウンドマーカーを進めて次のラウンドを行います。

アクションの種類

線路敷設

木1・石1・鉄1を支払い、線路を敷設します。1本でも2本でもコストは同じです。

橋やトンネルに線路を敷く場合は技師が必要となります。

都市にトークンがあればビジネスチャンスのアクションが行えます。

雇用

労働者を雇用します。雇用した労働者は個人ボード一番左の訓練エリアに置かれます。

建築

自分の線路が繋がっている都市に駅や工場を建設します。

駅の場合は都市に駅を配置し、工場の場合は労働者をボードに置き、工場トークンを個人ボードに置きます。

商品生産

ボード上の自分の労働者があるところから商品を1個ずつ獲得します。

購入・注文

出荷市場から商品を購入します。

注文の場合はコストを支払い出荷場に移動します。

機関車購入・アップグレード

機関車を購入したり、所有している機関車のアップグレードを行います。

契約の確保

契約カードを取り、予約トークンを貨車に乗せます。

慈善活動

お金を支払い、影響力を高めます。

株式操作

株の価値を1段階上げて影響力を減らします。または好きなだけ株の価値を下げます。

資金調達

10金を獲得します。

パス

パスします。

フリーアクション

  • 株式売却
  • 商品輸送
  • 国鉄へのアクセスの購入

アクションを行う際、そのスペースにすでに自分のワーカーがある場合、置かれているワーカー分だけ影響力を支払います。
一般的なワーカープレイスメントとは異なり、他のプレイヤーのワーカーはアクションを妨げません。

ゲームの終了

誰かがトリエステまで線路を繋げると、そのラウンドでゲーム終了です。

または8ラウンドが終わるとゲームが終了します。

最終得点計算を行い、もっともお金が多いプレイヤーの勝利です。

要素が多い鉄道ゲーム

ボドゲのインペリアルスチーム

さまざまな要素が詰まった鉄道ゲームです。

今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで3時間ほどでした。

  • 線路の敷設
  • 商品の輸送
  • 契約の履行
  • 株式
  • 機関車のアップグレード・購入
  • 労働者の雇用

などなど、いろいろな鉄道ゲームの総まとめのような感じになっています。

11アクションのうち1つを実行を繰り返すのですが、序盤は何をすればいいのかわかりません。お金も全然入らず「どうすればいいの?」という手番が何度か続きます。

個人的にはアクションのアイコンもわかりづらく、ゲーム中に何度も確認しました。(すべてアイコン表示なので言語依存はありません)

プレイ中、運要素はなく、じわじわと拡大していくので劇的な逆転要素などもありません。とにかく地道に線路を敷いたり、契約達成を目指したりと終始地味な展開が続きます。

ゲーム中に資金を確保する方法として株式の売却があります。その際、投資家トークンを1つ使うのですが、ゲーム終了時、使用したトークン1つにつき最終所持金の10%が引かれます。

ただし株式を売却しないことには、まとまった金が手に入らないため、どの程度売却するかが悩みどころです。

最近のゲームにしてはめずらしく、一度沈んでしまうとほぼ挽回は不可能です。場合によっては詰んでしまうため、かなり人を選びます。

常に足りないカツカツの資金や他プレイヤーとのインタラクションなど、好きな人にはたまらない要素も多いため、キツいゲームが好きな人ならば遊んでみる価値はあります。

タイトル Imperial Steam
発行年 2021年
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 120分
デザイナー Alexander Huemer
BGGリンク Imperial Steam | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。