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[ボードゲーム] ベアレイド(Bear Raid)紹介

bear raid
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「ベアレイド(Bear Raid)」は3~6人用の株式をテーマにしたゲームです。ダイスの結果で上下する株を売買して、もっともお金を多く集めることを目指します。

ベアレイド(Bear Raid)について

ボードゲームのベアレイド

プレイ人数と同じ枚数の会社ボードを使用します。会社による能力差などはなく、デザインが異なるだけです。

会社ボードには現在の株価と、このラウンドで売買できる株が表示されます。またボード横にはこのラウンドと次のラウンドの株価予想のカードが置かれます。

株価はダイス目の合計によって決まります。

各プレイヤーは衝立と乗数ボード、初期資金を受け取ります。乗数ボードは現在の株の枚数を管理するのに使います。

ゲームはプレイ人数に応じたラウンドを行います。

たとえば3人ならば全9ラウンド、6人ならば全6ラウンドです。

各ラウンドは3つのフェイズで構成されます。

  1. アクションフェイズ
  2. ロールフェイズ
  3. 解決フェイズ

①アクションフェイズ

スタートプレイヤーから始めて、時計回りで一手番ずつ行い、その後、最後手番のプレイヤーから反時計回りで一手番ずつ行います。

いわゆるカタン方式で1アクションずつ、合計2アクション行います。

手番では以下のいずれか1つを行います。

  • 株の購入
  • 株の空売り
  • ダイスの確保
  • 噂の流布
  • パス

株の購入

1つの会社の株を好きなだけ(ボード上にある分)購入します。株価は会社ボードに示されています。

いくつかの株はそれに対して株価が±されます。

株の空売り

会社ボードに株トークンを置くことで空売りができます。空売りは会社ボードの空きマスの数だけ可能です。自分でその株を持っている必要はありません。

空売りした個数は乗数ボードで管理します。

ダイスの確保

1つの会社から好きな数のダイスを取り、自分の衝立の内側に置きます。

噂の流布

自分が所有しているダイス3つまでを噂カードの上に置きます。

②ロールフェイズ

スタートプレイヤーから順番に衝立の内側から好きな個数のダイスを袋の中に入れます。このフェイズが終わった段階で5個を越えるダイスを保持してはいけません。

その後、噂カードの上にプレイ人数×3個になるまで袋からダイスを引きます。ダイスが足りない場合は、あるだけすべて出します。

噂カードの上にあるダイスをすべて振り、対応する会社ボードの横に置きます。

③解決フェイズ

各会社ごとに出目の合計によって株価を修正します。

現在のイベントカードを捨て、公開されていたもう1枚のイベントカードと交換します。さらに山札から1枚をめくり、次のラウンドのために公開しておきます。

各会社の株をすべてリセットします。これによりすべての会社の株が同数になります。

スタートプレイヤーを左隣に交換し、次のラウンドを行います。

株式の分割

株価が上昇して$45を越えた場合、株の分割が行われます。

各プレイヤーはその会社の株の数を2倍にします。それから、株価を現在の半値にします。(切り上げ)

倒産

株価が下落して$0以下になった場合、その会社は倒産します。各プレイヤーはその会社の株すべてをサプライに戻します。

その後、会社の株価を$25にして株の数もリセットします。

ゲームの終了

規定のラウンド数が終わるとゲーム終了です。

各プレイヤーは衝立の内側にある株式を現在の株価ですべて現金化します。

もっともお金を持っているプレイヤーの勝利です。

ダイスの結果に一喜一憂

ボドゲのベアレイド

ダイス目に翻弄される株ゲームです。

今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間半ほどでした。

イベントカードにはダイス目の合計値がいくらだったら株価がどうなるが書かれています。

合計値が多ければ株価が上がるならばダイスの数を増やし、合計値が少なければ株価が上がるならばダイスを確保して数を減らします。

それぞれの思惑があるため、一方のプレイヤーがダイスを減らし、もう一方が増やすといったこともよく起こります。

空売りができるのが特徴で、自分でその株を持っていなくても好きだけ売ることができます。

しかも、その会社が倒産してしまえば借金が帳消しになるため、株価が下がるように積極的に仕向けられます。

ダイスの個数は調整できるものの、何が出るかは運次第です。

ダイスが6個もあるのに合計値が10もいかないようなことも、ざらに起こります。

その辺りの翻弄され具合が、なかなかリアルで面白いです。

今回は倒産した会社こそなかったものの、最低額まで落ちた会社が出ました。わたしはその会社を大量に空売りしていたため、結果勝つことができました。

イベントカードにテキストはあるものの、フレーバーなのでプレイに支障はありません。数字しか参照しないため、言語依存度は低いです。

いろいろな思惑がぶつかるものの、最終的にはダイスの運次第のため、気軽に盛り上がれます。

株のボードゲームを遊んでみたい人におすすめです。

株やダイスの管理はすべて衝立の内側で行います。そのため、うっかり誤っても誰も気づかないので注意が必要です。
タイトル Bear Raid
発行年 2022年
プレイ人数 3~6人
プレイ時間 60分
デザイナー Ryan Courtney
BGGリンク Bear Raid | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。