トリックと怪人は捜査官となって犯人をつきとめる2~4人用のゲームです。全員が裏でカードを出し、その状態でどのカードが犯人なのかを推理します。場に出たカードの中で、もっとも大きい数字のカードが犯人となるのですが、さまざまな特殊効果により、一筋縄ではいかないようになっています。
トリックと怪人について
容疑者カードは2~10まであり、それぞれが赤、青、黄のいずれかになっています。他に怪人カードが2枚あります。
各プレイヤーはサマリーカードと3色の情報トークン、虫眼鏡チップを受け取ります。
容疑者カードと怪人カードをシャッフルして、各プレイヤーに2枚ずつ渡します。あまったカードは使用しないので、裏のまま置いておきます。
スタートプレイヤーから順番に手札を1枚伏せて出し、その上に対応する色の情報トークンを置きます。このとき嘘をついてはいけません。怪人カードの場合は何色のトークンでも置くことができます。
全員がカードを伏せておいたら、今度はどのカードが犯人なのかを推理し、犯人だと思うところに虫眼鏡トークンを置いていきます。
全員が虫眼鏡トークンを置いたら、一斉にカードを公開して、誰が犯人なのかを確認します。
基本的には数字がもっとも大きいカードが犯人になりますが、他のカードを除外したり、特殊な条件を満たすことで犯人になるカードもあります。
犯人が確定したら、以下に従って勝利点を獲得します。
自分のカードが犯人になった | 1点 |
犯人カードに虫眼鏡トークンを置いた | (プレイ人数ーそこに置いた人)点 |
怪人カードを出した | 自分のところに置かれている虫眼鏡トークンの数だけ点数を得る |
怪人カードに虫眼鏡トークンを置いた | ー1点 |
刑事が犯人 | カードを出した人、虫眼鏡トークンを置いた人の得点が2倍 |
その後、2度目の事件を行います。
先ほど出したカードは公開したままで、残った手札を全員が伏せて出していきます。
そして、先ほどと同じように得点計算をします。
2枚のカードをプレイしてラウンド終了です。
ラウンド終了時に誰かが10点に達していればゲーム終了です。そのとき、もっとも得点が多い人がゲームに勝利します。
これとこれがでたから、残りはあれかな?
シンプルな推理ゲームですが、さまざまな効果のおかげで考えどころが多いです。
また、タイトルにもある怪人の存在がスパイスになっており、みんなを混乱に陥れます。
今回は4人全員が初プレイだったので、最初こそどうすればいいのか分かりませんでしたが、ゲームが進むにつれてだんだんと勘所がつかめてきました。犯人が確定してから、それぞれの考え方を披露して、よりゲームへの理解度を深めていきました。
情報トークンを置くまでの間、誰に虫眼鏡トークンを置くか、すでにどのカードが公開されているかなどなど、さまざまな情報を頭に入れて推理するのが面白いです。
プレイ感は同じくオインクゲームズから出ている「藪の中」っぽいですね。こちらの方が特殊効果が多いので、考え方に多様性を求められます。
あまりにガチガチの推理ゲームは苦手という人にもぴったりな、ほどほどのロジックとブラフが楽しめるゲームです。