ボードゲーム

[ボードゲーム] ヴァスコ・ダ・ガマ 紹介

ヴァスコ・ダ・ガマ(バスコ・ダ・ガマ)は中世ヨーロッパを舞台として、乗組員を集め、船を製造してカリカットを目指す2~4人用のゲームです。基本はワーカープレイスメントなのですが、アクションが実行できるかどうかは後から決まる追加資金を支払うかどうかによります。船の出航には計画性を問われるので、上手く運を味方にしつつ、より多くの勝利点の獲得を目指します。

ヴァスコ・ダ・ガマについて

ゲームボードには大きく分けて4種類のアクションスペースがあります。使用できるマス数はプレイ人数によって異なります。

各プレイヤーはアクションディスク4枚と、船長コマ1つ、初期資金を受け取ります。さらに手番順に応じてキャラクタータイルを受け取ります。

ゲームは全5ラウンドで各ラウンドは3つのフェイズからなります。

フェイズ1:アクションディスクの配置

ゲームボード上に1~20までの番号マーカーがあります。アクションを行う際は、その番号マーカーを自分のアクションディスクに乗せて、好きなアクションスペースに配置します。置いた段階ではまだ効果は発動しません。

これを順番に繰り返していき、全員がアクションディスクを置き終わったらフェイズ1が終了します。

フェイズ2:アクションの実行

ヴァスコダガマタイルをめくり、今回の無料アクションが何番以降かを決定します。

フェイズ1の段階で無料アクションマーカーが置かれているのですが、フェイズ2でめくられるタイルによってその位置から±3移動します。これによって決まった番号以降は、無料でアクションが実行できます。

それよりも前の番号を選んだ場合は、アクションを実行するために無料アクション番号との差分を支払う必要があります。

アクションを実行するのは数字が小さい順なので、早くアクションを実行したい場合は、ある程度のリスクを負わなければなりません。

また、アクションを実行せずに手元に戻すことでボードに描かれた金額のお金を得ることもできます。

アクションは以下の4種類です。

プロジェクトの購入

船を造るためのプロジェクトタイルを購入します。タイルには必要な乗組員の数と、航海しているときにもらえるお金や得点、航海リミットが描かれています。船は航海リミット以下の数字のマスにしか置くことができません。

乗組員の雇用

乗組員を雇用します。コストはコマ数ではなく、何色雇うかによって決まります。たとえば、灰色の船員1色を雇う場合、1つ取っても、3つ取ってもどちらも1金です。

さらに船長を雇うことができます。船長のコストはこのときに購入した乗組員の数です。そのため、乗組員を取らずに0金で船長だけ雇うこともできます。

出航

必要な乗組員を支払い、さらに船長コマがあれば、船を出航させることができます。出航させたタイミングでボードに描かれている勝利点とお金や乗組員などのボーナスを獲得します。

キャラクタータイル

さまざまな効果をもたらしてくれるキャラクタータイルを獲得します。タイルは4種類ありますが、所持制限がないため、1人で何枚でも持つこともできます。もちろん他の人がそのアクションを実行すればタイルも奪われます。

またはキャラクタータイルを取る代わりに、ヴァスコダガマが提供した資金を受け取ることができます。金額はそのラウンドでめくられたタイルによって決まります。

フェイズ3:航海

まず航海している船がお金や勝利点をもたらします。

その次に、その列が埋まっているかどうかを確認します。埋まっていれば航海達成でボードに描かれた勝利点を獲得します。

さらに上のマスに進めるようならば、そのまま船を進めていきます。進める場所がない、またはその船の航海リミットを越えている場合は、そのままゲームから取り除かれます。

これを5ラウンド行い、もっとも勝利点が高いプレイヤーの勝利です。

え?今回アクションするのに8金かかるの?

ワーカーは数字順に発動するため、ちゃんとその順番を考えて配置する必要があります。順番を間違ってしまうと、乗組員が足りなかったり、船長がいなかったりで出航できなくなってしまいます。

タイルによっては全然アクションができないこともあり、ほどほどの運要素もあります。

この辺りの計画性を求められる感じはケイラスと似ていますね。ただ、バスコ・ダ・ガマの場合はアクションを実行しない場合、お金がもらえるのでケイラスより痛手が少ないです。

2009年くらいに国内流通した頃に遊んだことがあるのですが、久しぶりにやってみたくなり、改めてルールを読んで遊んでみました。

4人戦で自分以外は初プレイです。ルール説明に40分ほど、プレイに2時間ほどかかりました。

いろいろなワーカープレイスメントを遊んできましたが、改めてやるとかなり個性的な仕組みですね。この数字とワーカーを組み合わせて配置するというのは他にないシステムだと思います。

何番のマーカーを選ぶか、どの船をどういった順番で出航させるか、乗組員を何色・何個雇うか、資金はどうやって確保するかなどなど、考えるべき要素は多いです。

タイルのめくりやランダムで補充される乗組員など、適度に運要素もあるので、そこまでガチガチな勝負にもなりません。かといって運頼みではなく、ちゃんと計画立てて行動しないと上手くいかないのがよくできていますね。

じっくり遊べるワーカープレイスメントです。
ABOUT ME
ゴクラクテン
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 最近は、いろいろなオープン会にも顔を出すようになりました。 他にマンガ、本、映画、ゲームなどについて記事を書いています。