2つの霧は3~4人用の世界隠匿ゲームです。プレイヤーは隠された役職を持っているのですが、メンバーの組み合わせによって勝利条件が変わります。そのため、今回は味方だった役職が、次のゲームでは敵になることがあります。
2つの霧について
各プレイヤーにキャラクターカードを1枚ずつ配ります。あまった1枚は裏向きのままテーブル中央に置いておきます。他の人に見られないようにキャラクターを確認します。全員ライフは7からスタートします。
アクションカードと装備カードの山札を作ります。アクションカードは3枚、装備カードは2枚をめくりサプライとして並べます。
手番では場に並んでいるアクションカードか装備カードのうち、いずれか1枚を選び、そこに書かれた効果を実行します。カードの中にはキャラクターによって使用が制限されているものもあります。そのため、自分のキャラクターによっては選べないカードがあります。
アクションの効果により、ライフが0になるとそのキャラクターは死亡して、ゲームから脱落します。
これをキャラクターの勝利条件を満たすまで繰り返します。
今回は誰が味方?
勝利条件はメンバーの中に怪物がいるかどうかで変わります。
怪物がいると表の世界となり、いない場合は裏の世界になり、倒すべき相手が変わってきます。
たとえば「騎士」は表の世界だと怪物が死亡すると勝利ですが、裏の世界だと魔女が死亡すると勝利です。「魔女」は表では怪物の死亡、裏では騎士の死亡が勝利条件となります。そのため、この2人は怪物がいれば協力して倒さなければなりませんし、いなければお互いに殺し合う必要があるわけです。
そういうこともあり、序盤は怪物がいるかどうかの探り合いになります。
ちなみに怪物の勝利条件は「騎士か魔女、どちらかの死亡」なので、自分がいないと思わせて、両者にぶつかってもらうことが重要になります。
そこで鍵となってくるのがアクションや装備です。
アクションカードや装備カードには「騎士/魔女でない」「怪物でない」といった条件が書かれています。これらのカードは使用したものが、その人の前に公開されたままになるため、キャラクターが推測できるようになっています。
カードから推測できるため、一般的な正体隠匿のような「あのとき、こういうことを言った」といった記憶が必要ありません。また、一回あたりの時間も短いため、脱落した人が待ちぼうけをくらうようなこともないです。
3~4人用なので、正体隠匿ゲームを遊びたいけれども、そこまで人数が集まらないという人にオススメです。
タイトル | 2つの霧 |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 3~4人 |
プレイ時間 | 10~15分 |
デザイナー | 我奈妻 |