ワイルドスペース(Wild Space)は、さまざまな星のクルーと一緒に惑星を探索する1~5人用のゲームです。惑星タイルに宇宙船コマを配置することで、カードを引いたり、プレイしたりしていきます。
ワイルドスペース(Wild Space)について
惑星タイル2枚を表向きで置きます。その下に3・6・9の惑星タイルからランダムで1枚ずつ選び、裏向きで置きます。
惑星タイルは上下に分かれており、宇宙船コマを置いたらまず下のアクションを実行します。その後、宇宙船をずらすことで上のアクションを行います。下のアクションはタイルごとに異なりますが、上のアクションはすべて同じです。
3・6・9のタイルは誰かがクルーをその枚数だけプレイすると表向きになります。また、そこに宇宙船コマを置くためには、その枚数だけカードをプレイしている必要があります。
各プレイヤーに1枚ずつキャプテンカードを配ります。
カードには動物アイコンと職業アイコンが描かれています。ロボットには動物アイコンがありません。また、カードごとにさまざまな効果がアイコンで描かれています。
初期手札として各プレイヤーに3枚ずつカードを配ります。その後、サプライとして山札から3枚を公開して並べておきます。
手番で行うこと
1.宇宙船の配置
宇宙船コマをいずれかの惑星タイルに配置します。または、すでに惑星タイルに配置しているコマを上にスライドさせます。
各自が宇宙船コマを5個持っており、同じ惑星タイルには置けないため、配置・スライドで全10アクションを行います。
2.アクション
惑星タイルに描かれたアクションを実行します。
アクションにより、カードを引いたり、手札からカードをプレイしたりします。その際、コストとしてカードを捨てる場合があります。
プレイしたカードにアイコンが描かれていれば、その効果も解決します。これにより、一手番に複数枚のカードをプレイすることがあります。
カードを引く場合は、サプライから引いてもいいですし、山札から引いても構いません。サプライは即時補充されます。
ゲームの終了
全員が10手番行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
シンプルなエンジンビルド
テキスト効果はなく、すべてアイコンです。アイコンも初見で分かるようなものがほとんどです。
プレイしたクルーが増えることで、できることも増えていくため、拡大再生産の一面もあります。
カードの効果は、単純にカードを引く・プレイするといったものから、指定アイコンのカードをプレイする、または指定アイコンのクルーを出していればプレイできるといったバリエーションがあります。
コストも同様に、ただ何枚か捨てればいいものから、指定アイコンが描かれたカードを捨てるものまであります。資源やお金などがなく、コストになるのはカードだけなので、とてもシンプルです。
今回は3人でプレイし、ルール説明からゲーム終了まで45分ほどでした。思った以上にサクサク進みます。
ゲーム終了時に、同じアイコンが3つ以上、または異なるアイコンが6種類といったセットコレクションで得点が入るため、その辺りも考えて、カードをプレイしていかなければなりません。
また、カードの中にも条件を満たすことで終了時に得点になるものがあります。
クルーが全員動物で、カードが正方形と、なかなかめずらしいデザインになっています。見た目もかわいらしいので、シンプルな拡大再生産が好きな人にオススメです。
タイトル | Wild Space |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 15~40分 |
デザイナー | Joachim Thôme |
BGGリンク | Wild Space | BGG |