アンビエントアビスは2~3人用のカードゲームです。手札を先に出し切ることが目的の大富豪系のゲームですが、カードに2つの強さがついていることが特徴です。
アンビエントアビスについて
カードは6色、1~6の合計36枚です。その他に色の強さを示す強さ表があります。
3人の場合はすべてのカードを使用しますが、2人で遊ぶ場合には灰色と6のカードを抜きます。
カードをシャッフルして、各プレイヤーに11枚ずつ配ります。あまったカードは、このゲームでは使用しません。
スタートプレイヤーから順番に時計回りに手番を行います。
手番では、以下のいずれかを行います。
手番で行うこと
カードを出す場合
まだカードが出ていない場合は、手札から1枚か2枚のカードを出します。
2枚出す場合は、数字か色が一致している必要があります。
以降のプレイヤーは、数字がペアのカードならば数字が強いペア、色がペアならば色が強いペアを出します。(色の強さは強さ表に書かれています)
1枚で出す場合は好きなカードが出せます。
次に出すプレイヤーは数字か色、どちらかが強いカードを1枚出します。以降は数字ならばより数字が強いカード、色ならばより色が強いカードを出していきます。
パスする場合
カードを出せない、出したくない場合はパスをします。ハードパスのため、一度パスをしたら以降も自動的にパスとなります。
1人以外がパスをしたならば、最後にカードを出したプレイヤーが次のスタートプレイヤーとして新たにカードを出します。
1ゲームの終了
手札のカードを出し切ったプレイヤーがいれば、そのプレイヤーが勝者です。
3人で遊んでいる場合は、そのまま続けて2位のプレイヤーを決めます。
勝利点とゲームの終了
2人で遊ぶ場合は、1ゲーム目1点、2ゲーム目2点、3ゲーム目3点と得点が上がっていき、先に10点以上を取ったプレイヤーの勝利です。
3人で遊ぶ場合は、1位が2点、2位が1点で、先に6点になったプレイヤーの勝利です。
カードの強さが独特なゴーアウト系
それぞれのカードの2通りの使い方があるめずらしいカードゲームです。色か数字のどちらかで使用するため、よく考えてカードを出していかなければなりません。
一般的なゲームだと、先にカードを出す人が出し方を決めますが、このゲームでは1枚カードを出した場合は、ルールを決めるのは2番目以降となります。色も数字が強い場合は2番目でもルールが決まらないというかなり独特なルールです。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。
カードを出し切るゴーアウト系のゲームは、いろいろ遊んできましたが、ここまでシンプルなルールで独自性を出しているのは驚きです。また、対応人数が2~3人と少人数で楽しめるのもいいですね。
大富豪系・ゴーアウト系が好きな人にオススメです。
タイトル | Anbiente Abissal |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~3人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
デザイナー | Taiki Shinzawa |