ボードゲーム

[ボードゲーム] アルティプラーノ 紹介

[PR]記事内に商品プロモーションを含む場合があります

アルティプラーノは、パッケージに大きく描かれたアルパカのイラストが印象的な2~5人用のゲームです。チップをバッグから取りだし、それを使ってアクションを行うという、オルレアンと同じバッグビルディングを採用しています。

アルティプラーノについて

各プレイヤーに役割タイルが配られ、それによって初期のチップと、特有のアクションスペースが決まります。個人ボードには各アクションでもらえるものと、移動力を決める荷車があります。他にチップをしまう倉庫ボードがあります。

ゲームの流れはほとんどオルレアンと同じなので、そちらをプレイしたことがある人は、すぐに理解できます。

まずバッグから規定枚数のチップを引き、それを計画スペースに置きます。次にそのチップを個人ボードにあるアクションスペースに配置します。置く組み合わせによって得られるものが変わります。

全員がチップを置いたら、1人1アクションずつ実行していきます。これを全員がパスするまで行い、ラウンド終了です。

オルレアンとの大きな違いはアクションを実行するためには、そのエリアまでコマを移動させなければならない点です。そのため、チップがあっても、そのエリアまで行けなければアクションが実行できません。この辺りはオルレアンよりも、計画性が問われます。

これを繰り返し、1つのエリアにあるカードとタイルがすべてなくなるか、拡張タイルが補充できなくなったら、もう1ラウンド行ってゲーム終了です。

チップの点やボーナス点などを合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。

要素が増えて考えることが増えたオルレアン

アルティプラーノ初回3人戦。107対100対80。 #boardgamejp

gokurakutenさん(@gokurakuten)がシェアした投稿 –


オルレアンが好きな人は、まず気に入るだろうゲームです。より戦略性が高まっているので、オルレアンだとちょっと物足りないという人にもウケそうです。

最初に配られる役割の存在が大きく、これによってはずっと手に入らないチップがあるので注意です。たとえば、カカオは通常のアクションスペースでは手に入れることができないため、ボード購入の特典などで手に入れる他ありません。

ほとんどのチップは得点になるため、多く取った方がいいのですが、そうなるとデッキが膨らんでしまい、欲しいチップが出てきにくくなってしまいます。そこで役立つのが倉庫で、ここにチップを入れるとバッグには戻らない上、しっかり得点としては計上されます。これを上手く使うことで、デッキ構築でお馴染みの圧縮ができます。

役割タイルによる方針の違い、ランダムで順番が決まるアクションエリア、得点方法の多さとリプレイ性は高いです。ただし、オルレアンにいろいろな要素が足されている感じなので、ルール量はなかなか多いです。アクションエリアも、ただチップをもらうものから、複数の用途があるものまで、いろいろあるので最初は把握するのが大変です。

ソロプレイ感も強く、他のプレイヤーへの干渉は相手が欲しがっているであろうチップやカードを先に取るくらいしかありません。実際のところ、各自の情報量が多いので、他のプレイヤーの動向を気にする余裕はありません。また、いろいろな要素がある分、長考しがちな人は悩んでしまう可能性もあります。計画は個々で考えるので、ひとりが悩み出すと、他はただただ待つことしかできません。

この辺をどのくらい気にするかによって好みが分かれそうです。

ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。