バイツは高得点になるように5色のアリを進めていく2~5人用のゲームです。得点方法や特殊効果はルールカードで決まるため、組み合わせによって異なる展開になります。
バイツ(Bites)について
食べ物トークンを混ぜ合わせてアリ塚まで1本の道になるようにつなげます。ピーマン、パン、ブドウ、りんご、チーズの5種類が通常の食べ物トークンで、チョコレートとワインには特殊効果があります。
アリは通常の食べ物トークンの5色に対応しています。
手番では、アリを1つ選びます。そのアリを道沿いに進めていき、最初の対応する食べ物トークンのところまで移動させます。たとえば、黄色いアリならば、次のチーズのところまでアリを進めます。
移動させた後に、そのコマの前後にあるどちらかの食べ物トークンを獲得します。もし、前後に別のアリコマがある場合、その1つ隣のトークンを獲得します。
これで手番終了です。
どんどんアリを進めていき、対応する食べ物トークンが先にない場合、アリ塚の上にアリを乗せます。その後、アリ塚の脇に置かれている食べ物トークンを1つ獲得します。
すべてのアリがゴールしたら、ゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
ルールの決め方
ゲームのルールは4つのカードによって決まります。
それぞれ4つのカテゴリーから1枚ずつ選びます。
アリ塚
アリがアリ塚についたとき、どこに置かれるかが書かれています。
ワイン
ワインの得点方法について書かれています。
チョコレート
チョコレートの特殊効果について書かれています。
特別ルール
そのゲームで採用される特別ルールが書かれています。
ルールによってやり方が大きく変わる
ルールを変えつつ、4人で2回遊んでみました。
1ゲーム20分ほどです。
初回はオーソドックスなルールで、アリは早く着けば着くほど得点が高くなり、ワインは所有している食べ物1種類につき1点です。チョコレートは食べ物トークンを2個連続で取り、特別ルールはなしです。
食べ物トークンは最初からすべて並んでおり、非公開情報もないため、始まってしまえば運要素なしです。各自が何を持っているかも分かるため、自分に都合よく、相手には得をさせないようにプレイする必要があります。
食べ物トークンは0~4点のいずれかになるため、得点が高いものを多く取り、低いものは取らないのが基本です。とはいっても、それぞれの思惑があるため、そう上手くはいきません。どれかに集中してしまうと、狙われがちです。
2回目のルールでは、着いた順に4点、2点、0点、3点、1点になったため、さらにややこしい読み合いが発生しました。
やってみた感じ、0点のトークンをいかに取らないかが勝敗の鍵です。全員、取れる個数は変わらないため、0点をたくさん取ってしまうと勝つのは難しいです。
基本はアリを1つ選んで、次の食べ物まで進めて、トークンを取るだけなので、とてもシンプルです。ルールによってだいぶ展開が変わるので、遊ぶメンバーに合わせて難易度を調整するのがよさそうですね。
タイトル | Bites |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Brigitte Ditt, Wolfgang Ditt |