ボーナンザは豆まきをテーマにした3~5人用のカードゲームです。ゲーム中は手札の順番を変えてはいけないという、めずらしいルールがあります。作者はアグリコラやカヴェルナでお馴染みのウヴェ・ローゼンベルクです。
ボーナンザについて
8種類のカードがあり、それぞれ入っている枚数と換金レートが異なります。
初期手札は5枚なのですが、順番を変えてはいけないので注意して下さい。受け取ったときのままの状態の順番を保ち、以降、プレイするときは右端から、補充するときは左端から行います。
手番ではまず右端のカードを1枚プレイします。さらにもう1枚をプレイすることもできます。
プレイされたカードは畑に植えられます。畑は2つなので、同時に植えられるマメは2種類です。3種類目を植える場合は、すでにある1つを換金するか、捨てなければなりません。何枚でいくらになるかはカードに書かれています。
次に山札から2枚を引き、そのまま畑に植えるか、他のプレイヤーと交渉して渡します。交渉は自由に行え、ただであげたり、もらったりしてもOKです。この際、手札のカードを渡したり、もらったりすることもできます。
交渉が終わったら、カードを3枚補充して手番終了です。
これを繰り返し、山札が3回なくなったらゲーム終了です。もっともお金が多いプレイヤーの勝利です。
このカード、もらってあげるよ?
手札をうっかり種類ごとに並べ替えそうになるので要注意です。
ボーナンザの面白いところは、やはり交渉です。順番を変えてはならないというルールがあるため、どうしても手元に邪魔になるカードが出てきます。それを使って、上手く交渉したり、場合によってはタダで引き取ってもらったりします。
一般的なゲームだと、ただでカードをあげるのは相手が有利になるので、あまり行われません。しかし、ボーナンザでは相手の有利よりも、自分の不利をなくす方が優先されるため、ただでカードをあげることがよくあります。
むしろ場合によっては、「カードいらない人もらってあげるよ?」と、上から目線で引き取るようなことさえあります。この辺がなんとも独特で面白いです。
相手を邪魔するというよりは、自分の得点を優先するゲームなので、ギスギスするようなこともありません。
「このカード誰かいる?」
「ほしいー」
「じゃ、あげる」
といった感じのユルさなので、気軽に遊ぶことができます。
シリーズ化されている人気作で、さまざまなバージョンや拡張が発売されています。新たな交渉要素やボーナスカードが加わった、2人用のボーナンザデュエルもあります。