ボードゲーム

[ボードゲーム] カエサル!紹介

caesar!
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「カエサル!」は、ローマ共和国を舞台に、カエサルとポンペイウスに別れて支配権を奪い合う1~2人用ゲームです。影響力トークンを交互に配置し、エリアごとのマジョリティを競います。それを繰り返し、最初に支配マーカーを置ききったプレイヤーの勝利です。

カエサル!について

ボードゲームのカエサル!

ゲームボードにボーナストークンをランダムに配置します。ボーナストークンは獲得することで、さまざまな効果をもたらします。

プレイヤーはカエサル(赤)とポンペイウス(青)のどちらを担当するか選びます。自分の色の影響力トークンを取り、自分の袋の中に入れます。シャッフルしてから影響力トークンを2枚引き、衝立の内側に置いておきます。

各プレイヤーは支配マーカーをゲームボードの所定の位置に配置します。

カエサルを選んだプレイヤーが先に手番を行います。

ゲームの流れ

影響力トークン1枚をマップ上の空いている国境スペースに配置します。影響力トークンとマップにはアイコンが描かれており、一致する場所にしか配置することができません。

影響力トークンには2つの数字が書かれています。そのため、どちら側の地域にどちらの数字を配置するかがわかるようにします。(トークンにも線が引かれているので、それをゲームボードの国境線に合わせます)

影響力トークンを配置した結果、その地域の国境スペースがすべて埋まったならば、その地域は閉じられます。

最後に影響力トークンを配置したプレイヤーは、その地域にあるボーナストークンを獲得します。ボーナストークンは即時効果なので、獲得したときに効果が発動します。

ボーナストークンの種類

戦術 ターン終了時に新たなターンを得ます。
保持できる影響力トークンの枚数が1枚増えます。即座に袋から影響力トークン1枚を引きます。
ゲームボードに配置されている影響力トークン、または支配マーカー1枚を裏返しにします。
元老院 自分の前に置いておきます。この地域に支配マーカーを置く場合、このトークンの下に手元にある元老院マーカーの数だけ配置します。

 

ボーナストークンは持ち越せないため、使っても使わなくても捨てられます。

閉じられた地域の影響力を比べます。より多くの影響力を配置しているプレイヤーが支配マーカーを配置します。同値の場合はどちらもマーカーを置きません。

もし隣接する複数の地域を支配した場合、それらの地域の国境スペースにさらに支配マーカーを配置します。

影響力トークンを配置して、処理を終えたならば袋から影響力トークンを1枚引き、次のプレイヤーの手番に移ります。

ゲームの終了

自分の支配マーカーを先にすべて置いたプレイヤーがゲームに勝利します。

手番開始時に影響力トークンがない、または配置するスペースがない場合はゲームに敗北します。

拡張ルール

カエサル!には3つの拡張ルールが用意されています。

毒エキスパンション

新たなボーナストークンとして「毒」が加わります。毒を獲得時、相手プレイヤーは影響力トークン1枚を袋に戻します。手番開始時に手元に1枚も影響力トークンがない場合、ゲームに敗北します。

百人隊長エキスパンション

新たなボーナストークンとして「百人隊長」が加わります。自分が持っている百人隊長影響力トークンから1つを選択し、衝立の内側に配置します。

国境線コントロールエキスパンション

予備のボーナストークンをゲームから取り除く代わりに、ゲームボードの横に裏向きで配置します。

プレイヤーは影響力トークン1枚を裏向きでボード上の二重線で囲まれた地域に配置できます。その際、ゲームボード横にあるボーナストークンから1枚を引き、効果を適用します。

シンプルなエリアマジョリティ

ボドゲのカエサル!

トークンを1枚配置して補充を繰り返すシンプルなエリアマジョリティです。

今回は2人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。

複雑な効果はなく、ボーナストークンの種類も多くないため(基本ルールなら4種類)、一度遊べば十分に理解可能なルールです。

今回はとりあえず選択肢を増やすのがいいかと思い、序盤から富を集めていきました。しかしその間にじわじわと支配マーカーを置かれてしまい、結局挽回できず、そのまま負けてしまいました。

プレイ時間がそこまで長くないため、地盤固めに時間をかけていると、追いつけなさそうな感じですね。

地域ごとに数字の合計値を競うシンプルなエリアマジョリティです。ただ連鎖の要素があったり、ボーナストークンの存在があったりと、一筋縄ではいかないようになっています。

袋からトークンがなくなってもゲームが終わるため1プレイは20分ほどで終わります。ちなみにサブタイトルにも「Seize Rome in 20 Minutes!(20分でローマを掌握せよ!)」と書かれています。

その短時間の中でしっかり陣取りの楽しさを味わうことができます。ただ全体的に、かなりあっさりした仕上がりなので、物足りなく感じる人もいそうです。

同作者の似たテイストのゲームとして「BLITZKRIEG!(ブリッツクリーク)」もあります。

ブリッツクリーク
[ボードゲーム] BLITZKRIEG!(ブリッツクリーク)紹介BLITZKRIEG!(ブリッツクリーク)は、連合国側と枢軸国側に分かれて戦う1~2人用のゲームです。複雑そうな見た目ですが、手番でやる...
タイトル Caesar!: Seize Rome in 20 Minutes!
発行年 2022年
プレイ人数 1~2人
プレイ時間 20分
デザイナー Paolo Mori
BGGリンク Caesar!: Seize Rome in 20 Minutes! | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。