カルタヘナは閉じ込められた海賊となって、地下牢を突き進み、脱出を目指す2~5人用のゲームです。先日発売された日本語版では、基本ルールに加えて、海賊モーガンルール、無法者ルール、ブラック・マジック・ウーマンルールが追加されています。
カルタヘナについて
まずタイルを組み合わせてマップを作ります。マップはランダムで作られますが、必ず一本道になります。タイルの各マスには小鳥、カップ、宝箱といったアイコンが描かれています。
手札は6枚です。カードにはマップに描かれたものと同じアイコンが描かれています。特殊カードなどはありません。それからスタート地点に自分の色のコマを6個置きます。
手番では3回アクションを行えます。
行えるアクションは、
a. カードをプレイしてコマを進める。
b. コマを戻してカードを補充する。
のいずれかです。
カードをプレイした場合、自分の好きなコマをその先にある、対応するアイコンまで進めます。その際、他のコマによってそのアイコンがふさがれていたら、次のアイコンのところまで進むことができます。もし、その先に対応するアイコンがひとつもなければゴールです。
コマを戻す場合も好きなコマを選べます。後ろにいるコマのところまで戻すのですが、もしすでに3つのコマが入っていれば、そのマスはスルーして次の海賊がいるところまで戻らなければなりません。戻った先にコマが1つあれば1枚カードを引き、2つあれば2枚カードを引きます。
カード補充フェイズなどがあるわけではないので、必ずどこかのタイミングでコマを戻す必要があります。
これを繰り返し、6個すべてのコマをゴールさせたプレイヤーの勝利です。
戻るべきか進むべきか
今回は4人でのプレイで、ルールは基本のみです。
当然のことながら、かなり手札運に左右されます。今回自分は一気にゴールできるカードが手札にたまっていたため、次々とコマをゴールに送り込み、そのまま危なげなく勝利しました。
コマを戻すことはカードを補充できるだけでなく、他のプレイヤーへの邪魔の意味合いもあります。スペースを空けることでアイコンが空くため、他のプレイヤーへの足止めになります。自分の他のコマを上手くゴールさせてから、スペースを空けるとなかなかの嫌がらせです。
マップはランダム生成で、さらにリバーシブルになっているのですが、アイコンの構成などは同じなので、そこまで展開は変わりません。基本的にはカードを出してコマを進めるだけなので、やや単調な雰囲気はあります。ただ、そこまで時間がかかるゲームでもないので、このくらいでちょうどいいといえば、ちょうどいいのかもしれません。
カードの引きで盛り上がるゲームなので、人数が多い方がよさそうです。