カウントアップ21は2人用のカードゲームです。相手が出したカードに対して、3まで大きい数字のカードを出すことができます。出せない、または出したくない場合はパスをします。
2019年の「これはトリテなのか?展」に出品された倦怠期の作品です。
カウントアップ21について
カードは1~21の21枚です。スートはありません。
まずランダムに5枚のカードを抜きます。このカードは裏向きのまま置いておき、ゲームには使用しません。
その後、各プレイヤーに8枚ずつ手札を配ります。
スタートプレイヤーは好きなカードを1枚出します。それに対して相手は、そのカードよりも1~3大きい数字のカードを出します。そうしたら、今度は同じように3まで大きいカードを、ということを繰り返します。
カードを出したくない、または出せない場合はパスをします。
相手がパスをしたら、それまでに出されたカードを1トリックとして獲得し、また手札から1枚カードを出します。
これを繰り返し、どちらの手札がなくなったらゲーム終了です。
獲得したトリック数を比べ、より多く獲得したプレイヤーの勝利です。
これはトリテなのか?
「これはトリテなのか?展」に出品されたこともあり、トリックテイキングなのかどうか判断に迷うゲームです。ルールとしては「+3までのマストフォロー」という言い方もできますが、実際にやってみるとトリックテイキング感は薄いです。
また、かなり配り運も強い気がしました。
大きい方、または小さい方を偏って持っていると、ほとんどカードを出せなくなってしまうため、ただただ負け続けることになります。カードを出せる機会すら訪れないため、「え?どうすればいいの?」となってしまいます。
恐らく両者が満遍なく数字を持っていれば、出す出さないの選択があるのでしょうが、手札によってはそういった選択すら与えられないため、運要素は強めです。
手札が8枚しかなく、1ゲーム自体はすぐに終わるため、2人で何か簡単なゲームを遊びたいというときには、いいかもしれません。あえてトリックテイキングが好きな人にオススメするほどではないかなと感じました。
タイトル | Count Up 21 |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10分 |
デザイナー | Taiki Shinzawa |