黄金時代:信仰と文化(THE GOLDEN AGES:CULTS&CULTURE)は、お手軽な文明ゲーム、黄金時代の拡張です。いくつかの要素が加わり、5人まで遊べるようになりました。
CULTS&CULTUREについて
プレイ人数
プレイ人数が最大4人から最大5人までに増えました。
新たなプレイヤーカラーとして黒が加わります。
タイル
5人まで遊べるようになったため、ボードに配置するタイルが増えました。今までは3マス、2マスでしたが、1マスのタイルが登場します。
芸術家アクション
3点固定だった芸術家アクションにバリエーションが増えました。6種類のマスターピースカードがあり、そちらを選ぶこともできるようになりました。
文化アクション
新たなアクションとして、文化アクションが増えます。
文化アクションを行うためにはボードに示されている条件を満たしている必要があります。文化アクションを行うと、さまざまな効果を持った文化カードが得られます。さらにスタートプレイヤーを決める要素となる文化トラックを進めます。
信仰
新たに都市を設立した際に、宗教を布教することができます。布教するためには宗教の文化カードを持っている必要があります。マップ上に信仰トークンが置かれ、終了時にそのエリアを支配しているプレイヤーの得点となります。
要素が増えてより展開が豊かに
黄金時代は文明系のボードゲームの中ではかなりシンプルな部類ですが、この拡張で文化が加わったことで、選択肢が増え、展開が豊かになりました。文化カードはかなり種類豊富で、悩みどころが増えました。その分、若干複雑になった感じです。
また、文明、建物、驚異カードが増えたのは単純にうれしいポイントです。
基本では驚異が固定だったので、これが増えるだけでもかなり展開が変わります。
個人的には拡張はあった方がいいと感じました。ただ、元のシンプルさが好きだった人には好みが分かれるところでしょう。もともと言語依存がなく、すべて効果がアイコンだった上に、さらにアイコンの種類が増えたので、慣れるまでは逐次確認する必要があります。
やはりシステムとして秀逸なのが、タイトルにもある黄金時代で、早めにパスをすればするほどお金がもらえるというのが面白いです。
複雑になったといっても、スルー・ジ・エイジズやシヴィライゼーションに比べれば、だいぶシンプルで時間もかかりません。今回は4人で遊び、準備からルール説明、プレイ終了までで4時間ほどでした。といっても、かなりの時間がルール解釈にかかっていたので、ルールが分かっていれば4人で遊んでも2時間くらいだと思います。
世界となるタイル配置、徐々に発展していくプレイヤーボード、他プレイヤーとの陣取り、シンプルで制限がある戦闘などなど、さまざまな要素がしっかりまとまっています。
文明系のボードゲームを遊んでみたいけれども、あまりに時間がかかるのはちょっと、という人にオススメです。
黄金時代は旧版と新版があるのですが、旧版だと驚異カードの大きさが違うので混ぜて遊べないので注意しましょう。