DATTO!は2~4人用のレース系カードゲームです。マストフォローのトリックテイキングがベースになっており、その結果によってウサギコマが進んでいきます。
DATTO!について
カードは8スート、5枚ずつです。数字は1、3、5、7、9の5種類です。プレイ人数によって使用する枚数が変わります。
コースカード上にプレイヤーカラーのコマを置きます。他に各プレイヤーは「おひるねカード」を持っています。
ゲームは切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。リードスートのもっとも大きな数字を出したプレイヤーがトリックを獲得します。プレイされたカードはスートごとに分けて公開しておきます。次のリードはもっともコマが進んでいないプレイヤーが行います。
その後、以下にしたがってコマを進めます。
トリックの勝者
今回出されたリードスートのカードのうち、もっとも小さい数字分。
リードプレイヤー
1マス
特殊な進み方
イチキューダッシュ
トリックの中に、リードスートの1と9がある場合、1を出したプレイヤーが9マス進む。
DATTO宣言
リードする際に、出したカードがそのスートの中の最後の1枚だった場合、DATTO宣言が行えます。その場合、自分が出したカードの数字と手札枚数分進みます。
おひるねカード
各プレイヤーはゲーム中に必ず1回トリックをパスしなければなりません。
パスしたときにおひるねカードを裏返します。
ゲームの終了
全員の手札がなくなったときに、もっとも先に進んでいるプレイヤーの勝利です。
トリックテイキングを使ったウサギのレース
8スートもあるのは、なかなかめずらしいですね。各スートは色分けされているだけでなく、月や星といったアイコンも書かれているので判別はつきやすいです。数字とアイコンが四隅に書かれているのでどんな人にも扱いやすいですね。
今回は4人で遊び、1プレイ20分ほどでした。
メカニズムはトリックテイキングなのですが、遊んでみるとレース感が強いです。というのも、もっとも進んでいないプレイヤーがリードになるため、越しつ越されつの展開になりやすいからです。
各スート5枚しかないため、すぐにスート枯れを起こしてしまいます。そのため、早々に先行してしまうと、ずっとフォローできずにどんどん追いつかれてしまいます。
DATTO宣言ができるのもリードのときだけなので、とにかく最下位の人が有利です。
そのため、どこで勝負を賭けるかのタイミングが重要です。
わたし以外は3人でも遊んでみたそうですが、そちらの方が盛り上がるという感想でした。3人の場合、配られないカードがあるため、スートによってはDATTO宣言ができなくなってしまいます。そのため、自分が持っているカードがDATTOできるのかどうかのドキドキ感があります。
カードのイラストもかわいらしいので、ワイワイ遊ぶのにはちょうどよさそうですね。