ドデリドは3枚の中の多数派を宣言をしていく2~6人用のゲームです。5色5種類の動物カードを3箇所に置き、そのときの多数派の色や動物を宣言しなければなりません。頭では分かっていても、なかなか正しく言えない混乱必至のカードゲームです。
ドデリドについて
黄色、ピンク、緑、青、白の5色のいずれかに塗られたペンギン、シマウマ、ラクダ、フラミンゴ、カメの5種類の動物が登場します。他に特殊効果をもつワニがいますが、こちらは1色のみです。
各プレイヤーに均等になるようにカードを配ります。
山札として裏向きに自分の前に置いておきます。
手番では山札からカードを1枚めくって場に置きます。何人で遊ぶ場合でも置く場所は3箇所です。
カードを出したら、そのときの多数派を答えます。
たとえば、青ペンギン、青フラミンゴ、白ラクダだと青が2つなので「青」と宣言します。
同様に、白ラクダ、青ラクダ、緑フラミンゴだとラクダが2つなので「ラクダ」と宣言します。
さらに白ラクダ、白ペンギン、青ペンギンだと白もペンギンも多数なので「ドデリド」と宣言します。
これだけでも混乱するのですが、カメがいる場合は枚数分だけ「オー」をつけなければなりません。
たとえば、青カメ、白カメ、黄ペンギンだと「オー、オー、カメ」ですし、青シマウマ、白シマウマ、白カメだと「オー、ドデリド」です。
間違ったり、口ごもったりしてしまうとアウトで、それまでに出されていたカードをすべて山札に加えなければなりません。
ワニの場合だけはルールが違い、即座にカードの上に手を出します。この場合はもっとも遅かった人がアウトです。
これを繰り返し自分の山札をすべてなくしたプレイヤーの勝利です。
オー、オー、ドデリド!
どんどん頭が混乱していくカードゲームです。
色と動物どちらかに集中してしまうとドデリドを忘れてしまいますし、カメが出てくるとそっちに注意を引かれて言うことを間違ってしまいます。さらに忘れた頃にやってくるワニも曲者です。
今回は3人で遊んでみました。
通常のルールだと、間違ったら山札が増えてしまうため、なかなかゲームが終わりません。そこで今回は間違った場合はそれまでのカードをマイナス点として脇によけておくというルールで遊びました。
第一印象でこれは苦手そうだなぁと感じたのですが、意外や意外、やってみると得意ということが分かりました。初プレイにも関わらずほとんど間違えず、さらに他のプレイヤーの間違いも指摘するほどで「自分にこんな才能が……!」と驚く結果になりました。(特に役立ちそうな才能ではないですが)
人によって得手不得手がハッキリしそうなゲームです。苦手な人だと正しい答えを指摘されてもしばらくは「え?なんで?」となるかもしれません。いきなりゲームを開始するのではなく、何度か練習してから実際のプレイを始めた方がよさそうです。