ドラゴンの心臓(ドラゴンハート)は2人用のカードゲームです。
構成が同じ50枚の山札を使い、手札からカードをプレイすることで得点化していきます。言語依存はなく、カードやボードのデザインがきれいです。
ドラゴンの心臓について
手番では同じ絵柄のカードを1枚、または複数枚同時に出します。カードをプレイしたならば手札が5枚になるようにカードを補充します。ボードのマスによってカードを重ねて置いたり、ずらしておいたりします。
カードは、宝箱、ファイヤードラゴン、石化ドラゴン、プリンセス、トロル、ドワーフ、ヒーロー、ドラゴンハンター、船の9種類あります。
たとえば、トロルのカードは配置すると、すでに置かれているプリンセスのカードをすべて獲得します。ドワーフの場合は、4枚目を置いたプレイヤーがすでに置かれているドワーフのカードをすべて獲得します。
このようにそれぞれのカードがお互いに関連しているため、どのタイミングでどのカードを置くかが重要です。
また、ボード上にカードの置き方や、どのカードとどのカードが関係しているかが示されているので、ゲームをしていてい戸惑うこともありません。
終了条件となるのは船のカードです。船のカードは3枚目が置かれるとその下に置かれているドラゴンハンターカードとヒーローカードを取ることができます。その後、3枚の船カードはまとめてボード脇に置いておきます。これが3回行われるとゲーム終了です。
獲得したカードの書かれた名誉ポイントを合計し、多い方がゲームに勝利します。
効果が分かりやすい2人用カードゲーム
プレイ時間も20分程度とそれほどかかりません。自分の方が有利だと思ったら船のカードをどんどん出すことで早期終了を狙うことも可能です。
カードにはイラストと数字しか描かれておらず、アイコンすらありません。しかし、ボードを見ればカードの置き方やどのカードがどのカードを取れるかが分かるのでスムーズに遊べます。テキスト効果が満載のカードゲームが苦手な人にもおすすめです。
説明書には、なぜそのカードを置くと、こっちのカードが取れるのかという背景も説明されています。たとえば、宝箱のカードを取ることができるファイヤードラゴンには「ファイヤードラゴンは、上空から財宝を奪い、自分の巣穴に財宝を隠します。」ゲームを遊ぶ上で知らなくても問題ないですが、最初に説明するとより雰囲気が出そうですね。