近々、日本語版が再販されるツォルキンを久しぶりに遊んでみました。続けて、こちらも久しぶりのハワイです。
ツォルキン
6つの歯車が特徴的なゲームです。
手番ではワーカーを配置するか、回収するかを行います。ラウンド終了時に歯車が回転するため、置きっ放しになっているワーカーはどんどん強いアクションになっていきます。
さまざまな特殊効果をもたらす建物や、終了時に得点をもたらす記念碑がランダムで登場するため、遊ぶ度に違う展開を楽しむことができます。
4人戦でわたし以外は初プレイでした。ルール説明に1時間弱、プレイには80分ほどかかりました。ワーカーの数は増えていきますが、毎回すべてのワーカーを動かす訳ではないので、ラウンドごとの時間はそこまで変わりません。
ゲーム中、4回の食料供給があるのですが、これがなかなか大変で、早めに準備をしておく必要があります。食料供給はラウンド終了時なので、ギリギリでも大丈夫かと思いきや、スタートプレイヤーの特権で1ラウンドに歯車が2段階進むことがあり、油断なりません。
言語依存はありませんが、ぱっと見では意味が分からないアイコンもあり、初回はなかなか大変です。
見た目のインパクトだけでなく、さまざまな要素が詰まり、繰り返し遊びたくなるゲーマーズゲームです。
ハワイ
こちらもわたし以外は初プレイです。ルール説明に50分ほど、プレイ時間は1時間半ほどでした。
各自が個人ボードと衝立を持ちます。ハワイでは貝でタイルを購入して、自分の村を発展させていきます。個人ボードは逆L字型になっており、空いているところに建物や人物のタイルを置いていきます。
アクションスペースが10個あるのですが、準備のときにランダムに並べられます。これにより、タイルまでの距離が変わるので、違った戦略が要求されます。アクションが同じで、位置だけが変わるのでイスタンブールのような感じですね。
資源は貝、足、果物の3つです。貝はお金のようなもので、タイルを購入するのに使います。足は移動コストとして支払います。果物は貝と足のどちらとしても使えますが、混ぜて使うことできません。たとえば、貝4を支払う場合は、貝3果物1という払い方はダメで、果物4ならばOKです。
ハワイの特徴は、ラウンドごとにタイルの値段が変わるというところです。ラウンド開始時にチップを引き、それによって値段が決まるので、場合によっては欲しいタイルがなかなか買えないこともあります。
今回遊んだときはまさにそれが起こり、果物を集めようとしているのに、ほぼ最高値で全然買えないことが何ラウンドかありました。この辺りは、ままならないところです。
ツォルキン同様、ハワイにも言語依存はありません。ただし、こちらもなかなか分かりづらいアイコンがあるので、慣れるまではちょっと苦労します。
タイルが並ぶことで、どんどん自分の村が発展していく箱庭感があり、ルール自体もそれほど難しくありません。他のプレイヤーを攻撃する要素もないので、ある程度ボードゲームに慣れていれば万人ウケしそうなゲームです。