この日はサンプルを提供してもらい発売前に遊ぶことができたパフューマリーとTwitter上で見かけて気になっていたレッドアウトポストを遊びました。どちらも3人戦です。
パフューマリー(PERFUMERY)
TACTICAL GAMESの2020年ゲームマーケット秋の新作です。ゲームデザインはアニマルシェやアークティックを手がけた戸塚中央さんです。
香水をテーマにしたゲームで、さまざまなエッセンスを抽出・調合しながら新しい香水を完成させていきます。
メカニクスはワーカープレイスメントで、ワーカーを配置してアクションを実行というのが基本です。それにより、パフュームカードを獲得・配置して拡大再生産を行っていきます。そうして獲得した資源により、香水を完成させて得点化していきます。
香水のレシピはトップノート、ミドルノート、ベースノートの3種類に分かれており、それぞれに必要な資源が異なります。そのため、需要を満たすように上手くエンジンを組み立てていかなければなりません。
また、コストとして使用したカードは再び場に並べられるため、ドラフトの要素もあります。
基本は3つの資源しか使用しないのですが、場所と数をよく考えなければなりません。実際に生産してみると「トップが1つあまって、ミドルが1つ足りない」といったことが起こりがちです。この辺のやり繰りはパズル要素が強いです。
じっくり考えて遊べるボリュームがありつつも、箱が15センチ×15センチコンパクトなので収納的にもありがたいです。
コンポーネントのエッセンストークンやパフュームカードのデザインもとても凝っています。
レッドアウトポスト(RED OUTPOST)
宇宙船で遠い星に移り住んだ共産国の労働者となり、豊かな惑星になることを目指すワーカープレイスメントです。多くのワーカープレイスメントとの違いはワーカーと資源が全員共有という点です。ボードにある6種類のワーカーを順番に使ってアクションを実行していきます。
主な目標は自分が使っている労働者の幸福度を上げることです。6種類のワーカーは得手不得手があり、アクションの種類によって幸福度が上下します。そのため、自分が支援しているワーカーの幸福度を上げ、他の人が支援しているワーカーの幸福度を下げることで、得られる得点に差が出てきます。
かなり独特なプレイ感で、やっていることはワーカープレイスメントというよりかはエリアマジョリティです。(厳密にはエリアではなく、ワーカーですが)
自分の得点を上げていくか、他のプレイヤーを下げていくかが主なアクションのため、直接攻撃による、露骨な足の引っ張り合いになります。
ワーカーの数の関係で、ベストは3人だと思います。2人でも大丈夫そうですが、4人はバランスが悪そうです。