レッドアウトポストは遠い星に移り住んだ労働者となり、豊かな惑星になることを目指す1~4人用のゲームです。ワーカープレイスメントですが、ワーカーと資源は共有です。労働を通じて自分が支援する労働者の幸福度が上がると得点につながります。
Red Outpost(レッドアウトポスト)について
各プレイヤーは自分の色の影響力ディスクとクリスタル1つを受け取ります。その後、生産ホイールと勝利点トラックにディスクを置きます。
ゲームボード上のアクションスペースに朝の閉鎖トークンと夕方の閉鎖トークンを置きます。所定の位置に宇宙船カードと湖カードの山札を乗せます。6種類すべてのワーカーを立たせた状態で宿舎に置きます。
ゲームは全2ラウンドです。
各ラウンドは、
- 朝
- 午前
- 休憩
- 午後
- 夕方
の5つのフェイズに分かれています。
時計回りに手番を行い、フェイズが終わったら、左隣にスタートプレイヤーマーカーを渡します。
手番の流れ
労働者の移動
立っている労働者を他の施設に移動させます。
労働者を倒した状態でその施設に置きます。
通常のワーカープレイスメント同様、他のコマがある場所には移動できません。
また、朝と夕方は閉鎖されている施設に移動することができません。
労働者への影響
自分が使った労働者の肖像画に自分の影響力ディスクを1枚置きます。
労働者の幸福度
施設の効果に応じて労働者の幸福度が上下します。
アクションの実行
施設に描かれたアクションを実行します。
資源を生産した場合は、自分の生産ホイールを進め、獲得した資源は共通の倉庫に置きます。倉庫に同種の資源が3つ貯まると出荷されて追加点が得られます。
ソビエト宮殿にはクリスタルを1つ置くことができます。ゲーム終了時に置いた数の順番によって得点が入ります。
フェイズの終了
朝、休憩、夕方は一手番ずつ、午前、午後はすべての労働者を移動させるとフェイズ終了です。フェイズマーカーを進め、横になっている労働者をすべて立たせます。
その後、スタートプレイヤーマーカーを時計回りに回します。
ラウンドの終了
夕方フェイズが終わると1ラウンド終了です。
各労働者の幸福度を確認し、もっとも影響力ディスクを置いているプレイヤーは幸福度に応じた得点を獲得します。幸福度が低いと得点を失う場合もあります。ディスクの数が同数の場合はすべてのプレイヤーが同じ得点を得ます。
その後、すべてのディスクを手元に戻します。
すべての労働者を立たせて宿舎に移動させ、再びラウンドを繰り返します。
ゲームの終了
2ラウンドが終わるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
独特なプレイ感のワーカープレイスメント
手番ではワーカーを配置してアクション実行のため、紛れもなくワーカープレイスメントなのですが、プレイ感はかなり独特です。ワーカー6個を全員で使うことになり、獲得した資源も自分のものにはなりません。ただし、働いた分は得点につながるため、上手くワーカーを使いつつ、幸福度にも気を配らなくてはなりません。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。初回ということで特殊カードは使用していません。(特殊カードを使うと各自が異なった能力をもちます)
やってみた感じ、ワーカープレイスメントというよりかは、マジョリティ争いに近いです。
自分が影響力を与えている労働者を幸福にすることで、自分の得点につながります。逆に他の人が影響力を与えている労働者を不幸にすることで、相手の得点を下げることもできます。
誰がどこに影響力ディスクを置いているかは一目瞭然のため、攻撃対象も分かりやすいです。そのため、ひとりで独占するよりかは誰かと協力体制になった方が得点は取りやすいです。
今回わたしは生産よりも官僚や委員といった労働者を使い、他の労働者の幸福度増減させたり、影響力ディスクを移動させたりしていました。結果としては真っ当に働いて生産ホイールを進めた方が得点が伸びる印象でした。
他にはない、かなり独特のプレイ感のゲームのため、何度か繰り返し遊んでみたいです。さまざまな能力がつく特殊カードを入れた方が、よりゲーマー向けの内容になりそうですね。
露骨な足の引っ張り合いになるので、直接攻撃が苦手な人にはオススメできません。
タイトル | Red Outpost |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
デザイナー | Raman Hryhoryk |