この日はいつもよりも時間に余裕があったため、普段はあまりやる機会がない「祈り、働け」をやってみました。人気デザイナーのウヴェ・ローゼンベルクのゲームで、慣れるまで1プレイ3~4時間はかかります。2012年に購入してから、数年おきに遊んでいます。
祈り、働け
かなり独特なワーカープレイスメントです。
各自が個人ボードを持っており、そこにアクションスペースとなる建物カードを配置していきます。自分のワーカーは自分のボードにしか配置できません。
これだけだとソロプレイ感が強そうに思えますが、そこはひと味違います。
このゲームでは、人のワーカーをその人のボードに配置して、自分がその効果を得ることができます。
「○○さんのそれ、強そうだから使わせて」
といったことが可能です。
手番ではワーカーを配置してアクションを実行、コストを支払って建物を建てるのが基本です。建物を建てて手番終了のため、次の人にその建物を使われてしまう可能性があります。
ただし、3つのうち1つだけが特別なワーカーになっており、唯一、このワーカーだけは建物を建ててからすぐに配置することができます。どうしてもすぐに効果を使いたい場合はこのワーカーを残しておけば大丈夫です。
また、ラウンドの進行方法も変わっており、スタートプレイヤーだけが2アクション行ってラウンド終了です。(スタートプレイヤーは時計回りに交代します)
そして、ラウンド開始時にワーカーを3つとも置ききっていると初めて回収することができます。
そのため、人のワーカーばかり動かしていると、自分のワーカーがいつまでも回収できなくなってしまうことになります。
また、祈り働けにはフランスとアイルランドという2つのモードがあり、登場する資源や建物が異なります。ちなみに建物はラウンドの経過によってすべて登場するため、ランダム要素はありません。
といっても、資源が膨大にあるため、ちょっとやそっとでは最適解は分からないようになっています。
当時遊んだときは「めちゃくちゃ時間がかかるゲーム」というイメージしかなかったのですが、遊ぶ度に「あれ?これ面白いのでは?」と変化してきています。
祈り働けは買った当時よりも、今の方が面白く感じる。
— ゴクラクテン (@gokurakuten) November 12, 2020
BGGでのWeightは3.91と決して簡単ではないのですが、最近の複雑なゲームを遊んでいれば、特に引っかかるような点もないです。
ちなみに今回はルール説明から始めて3人で約4時間かかりました。
日本語版は再販されていないため、あまりお目にかかることはないかもしれませんが、機会があればぜひ遊んで欲しいゲームです。
イッツアワンダフルワールド
少し時間があまったので、軽くできるものをということで、イッツアワンダフルワールドを遊びました。戦争か平和かで追加されたカードが入っている状態で、帝国はA面です。
この日は未だかつてないほどに資源が上手くでて、60対30対29と2位とダブルスコアをつけて勝つことができました。さすがにキャンペーンを通して遊んだことで、いくらかコツがつかめてきたのでしょうか。
新しい拡張の「荒廃と隆盛」もすでに予約済なので、どのくらい変化がでるか楽しみです。