ギンコポリス(Gnkgopolis)は2212年の未来を舞台にして、新たな都市を開発していく1~5人用のゲームです。実行するカードをドラフトで選び、タイルを配置して、マジョリティを競います。
ギンコポリス(Gnkgopolis)について
9枚のタイルと、その周辺にAからLまでの12枚のアルファベットタイルを配置します。
各プレイヤーには衝立と初期資源、3枚のカードを配ります。衝立の裏には行えるアクションのリファレンスが描かれています。
カードにはアルファベットが書かれた都市化カードと数字が書かれた建築カードがあります。
カードの使い方は大きく分けると「資源を得る」「タイルを建設する」の2種類です。
さらに建設の仕方も、広げるように置いていく都市化と、すでにあるタイルの上に重ねる高層化の2種類があります。
手番では使うカードを伏せて出し、全員がそろったら一斉公開します。
その後、カードのアクションを順番に処理していきます。
アクションが終わったら残りの手札を左隣の人に渡し、さらに山札から1枚を引いて、次にどのカードを使うかを選びます。
このため常に手札は4枚です。
山札がなくなったら新たに建築された建物のカードを山札に補充します。それから同様の手順を終了条件を満たすまで繰り返します。
場からタイルのストックがなくなるとゲーム終了です。
得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
ドラフト+リソース管理+エリアマジョリティ
カードを選んでアクションを実行、の繰り返しなのですが、実際はさまざまな要素があり、考えるべきことは多いです。
配置の際に隣接するタイルによってボーナスがあったり、カードをプレイすることでコンボがつながったり、エリアごとのマジョリティ争いがあったりと、かなり盛りだくさんな内容になっています。
タイルが横方向だけでなく、上にも積み重なっていくので、どんどん都市が発展していく様子が実感できますね。
処理がちょっと複雑ですが、タイルが一斉公開なのでそこまで時間はかかりません。先にプロットしてしまうので、ダメなときはダメと諦めがつきやすいです。
「○○をすると△△」のようなボーナスカードが集まってくると、どんどん拡大再生産が強化されていきます。そのため、一度差がついてしまうと逆転するのはなかなか難しそうです。
初見ではなかなか見通しがつきづらいですが、カード内容が分かってくればかなり面白そうなゲームです。慣れてくればだいぶテンポがよくなり、4人でも1時間かからずに遊べそうですね。