ごいたは石川県発祥の2対2のチーム戦で行うゲームです。もともとは将棋のコマのようなコマと盤を使って遊んだゲームですが、現在ではカード化されたものが販売されています。シンプルなルールですが、短時間でじっくり読み合いが楽しめるゲームです。
ごいたについて
王や飛、角などと書かれた8種類32枚のカードを使用します。枚数は種類によって異なります。将棋のコマと異なり、裏面はすべて同じで、大きさも同じです。
ペアを決めて、同じチームの人が向かい合うように座ります。
各自に8枚ずつカードを配ります。このとき、誰かが「し」のカードを5枚以上持っていると特殊ルールが発生します。
5枚 | ペアと相談して配り直すかどうかを決められます。 |
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6枚 | し以外に残ったカードにより得点が入ります。 |
7枚 | し以外の残ったカードの得点の2倍が入ります。 |
8枚 | 100点 |
チームで5枚ずつ | 得点にかかわらず、ゲームに勝利します。 |
特殊ルールが発生した場合、そこで終了で、あがった人を親として次のゲームを始めます。
ゲームの流れ
親は手札の1枚を伏せて出します。その後、その下に表向きでカードを1枚出します。これを「攻める」といいます。
次の人は、そのカードを持っていればそのカードを出すことができます。これを「受ける」といいます。そうして今度は自分が親となり、同じように攻めます。
カードを持っていても出したくない場合は「なし」といって、パスしても構いません。
親以外の全員が「なし」といった場合、親は再び1枚を伏せて出し、新しいカードで攻めます。
最初に手札を出し切った人がいれば、そのチームの勝ちです。最後に出したカードによって得点が入ります。
これを繰り返し、合計得点が150点になったチームの勝利です。
日本発祥のペア戦の傑作

さまざまなバージョンが販売されている人気ゲームです。カードだけでもデザイン違いのものが何種類もあり、その他に、木コマ、竹駒、タイル、牌といろいろなごいたが存在しています。
最後に出したカードによって、得点が決まるのですが、強いカードほど高得点になっています。そのため、高得点を取るために残しておくのか、あがるのを優先して使ってしまうかが悩ましいです。
チーム戦なので、基本的にパートナーが出したカードは受けないのですが、自分があがれると思ったら、もちろん受けることもできます。手札に関することは話せませんが、この辺の意思疎通が上手くいくと、とても痛快です。
また、カードを持っていたとしても、あえて受けないという選択もあり、とても濃密な駆け引きを楽しむことができます。
4人専用というところがちょっとネックですが、ぜひ1度は遊んでみて欲しいゲームです。スマホのアプリでも遊べるため、気になった方はぜひ遊んでみてください。
タイトル | Goita |
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発行年 | 1860年 |
プレイ人数 | 4人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Seiemon Nunoura |
BGGリンク | Goita | BGG |
