「豆と共にあれ」は、カードをめくって紙に書き込むフリップ&ライトのゲームです。さまざまな建物を建設して、収入を増やしながら勝利点を集めていきます。
豆と共にあれについて

各プレイヤーはシートを1枚受け取ります。筆記具は入っていないため、各自用意しましょう。
次に担当する国を決めます。このゲームには6つの国が登場し、それぞれ個別の能力を持っています。
統治者を決め、それぞれ初期資源を受け取ります。
ラウンドカードの山札を作ったらゲーム開始です。
ゲームは全15ラウンドです。
各ラウンドは2つのフェイズに分かれています。
- カード公開フェイズ
- アクションフェイズ
①カード公開フェイズ
ラウンドカードを1枚めくります。
スペシャルカードがめくられた場合は特別な処理を行います。
②アクションフェイズ
アクションフェイズでは以下の3つを順番に行います。
- 統治者コマの移動
- 収入
- アクション
まず、統治者コマを時計回りに1歩進めます。
それからカードに描かれた建物から収入を得ます。(建物がない場合でも、もらえるものがあります)
また、統治者が臨時収入アイコンをまたいだ場合は、臨時収入も受け取ります。
その後、以下の4種類のアクションから1つを実行します。
- 建設
- 牧草アクション
- マイルストーンの達成
- 牧草庫の増設
建設
建物ごとの建設コストと統治者までの距離に応じた移動コストを支払い、建物を建てます。
建物を建てることで収入が増えます。また、厩舎を建てると乗馬レベルが上がり、移動コストが安くなります。
1種類の建物すべてを建てきると「発展ボーナス」と「先駆者ボーナス」が得られます。
牧草アクション
牧草を消費してお金や豆、労働者を得たり、道1本分の移動コストを無料にして建設を行ったりします。
それぞれのアクションを使い切ると「発展ボーナス」と「先駆者ボーナス」が得られます。
マイルストーンの達成
一定軒数の建物を建てていればマイルストーンが達成できます。
マイルストーンを達成することで、さまざまな資源や得点が得られます。
また、3回マイルストーンを達成すると「発展ボーナス」が得られます。
牧草庫の増設
牧草庫を増設して、牧草の最大所持数を増やします。
さらにこのアクション実行後、牧草2個を獲得します。
牧草庫を増設しきっていても、牧草2個を得るために、このアクションを実行できます。
ゲーム中、労働者1人は豆1個に、豆1個は1金として使うことができます。
ゲームの終了
15ラウンドが終わるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーがゲームに勝利します。
中量級紙ペンゲーム

2021年発売のゲームで2023年に第2版が発売されました。
ただの再版ではなく、いくつか変更点があります。
第1版ではA~Dまでのシートが入っていましたが、第2版ではE・Fのシートが入っています。ちなみにEがA、FがCを調整したシートです。
また、第1版ではインタラクションはなかったのですが、第2版では「先駆者ボーナス」という早取りの得点が加わっています。
他にも国の能力変更・調整や初期位置による素材の調整、コンボ要素の追加など、細かい変更点がいくつかあります。
今回はEのシートを使い、ソロプレイをしてみました。あらかじめルールは把握していたので1プレイ30分弱でした。
通常ゲームとソロプレイの違いはラウンドカード山札の作り方だけです。ソロだけに用意されたルールなどもないため、遊びやすいです。
建物を建てて、収入を増やしていくのが基本的な流れです。
ゲームに登場する素材は「お金」「豆」「労働者」「牧草」の4種類です。
牧草だけが少し特殊で、牧草アクションにより、いろいろなものに変換していきます。他はそのまま建物のコストとして使用します。
「発展ボーナス」は、ほとんどがゲーム終了時得点になっています。「住居1軒につき○点」といったおなじみのやつですね。そのため、どの発展ボーナスを選ぶかを考えつつ、建物を建てていかなければなりません。
15アクションしかないため、どれを選んでどれを諦めるかの取捨選択が重要になってきます。
紙ペンゲームの中では、ややルールは複雑ですが、中量級のゲームを遊んだことがあれば十分理解可能です。
国ごとに特殊能力があり、各シートにも専用ルールがあるため、さまざまな展開が楽しめます。
拡大再生産が好きな人、紙ペンゲームが好きな人におすすめのゲームです。
タイトル | Gone with the Beans |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 1~99人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Kentaro Yazawa |
BGGリンク | Gone with the Beans | BGG |