「はらぺこバハムート」は2人用のカードゲームです。さまざまな効果のカードを使い、相手のライフを先に0にしたプレイヤーの勝利です。
はらぺこバハムートについて
はらぺこバハムートのコンポーネントはカードが16枚とライフチップが8枚、うちけしの書チップが6枚です。
準備として16枚のカードをシャッフルして、各自に5枚ずつ配ります。残りは裏向きのまま山札として置いておきます。
それぞれにライフチップ4枚、うちけしの書チップ2枚を配ります。
手番の流れ
自分の手番では以下の3つを順番に行います。
- 山札からカードを1枚引く
- カードを2枚までプレイする
- 手札が5枚以下になるまで捨てる
1.山札からカードを1枚引く
山札からカードを1枚引きます。
先攻の最初の手番は引きません。
山札がなくなった場合は捨て札をよく混ぜて、新しい山札を作ります。
2.カードを2枚までプレイする
手札からカードをプレイします。
カードには「まもの」「呪文」「アクション」の3種類があり、まものカードは他の効果によって取り除かれない限り、場に残り続けます。
呪文やアクションは即座に効果を発動して、捨て札にします。
カードにコストなどはないため、基本的にどのカードも自由にプレイできます。
相手がカードをプレイしたとき、うちけしの書を使うことで効果を無効化できます。うちけしの書を使われたプレイヤーは、うちけしの書を2枚使うことで「うちけし返し」ができます。うちけし返しに対して、うちけしやうちけし返しはできません。
3.手札が5枚以下になるまで捨てる
手札上限が5枚のため、それを超過した分は捨てます。
ゲームの終了
手番を繰り返し、先に相手のライフチップをなくしたプレイヤーの勝利です。
TCGの面白さを凝縮したカードゲーム
たった16枚のカードしかないのですが、TCGの面白さがしっかり凝縮されています。ライフが4しかないこともあり、TCGでの終盤の詰めがいきなり楽しめます。
今回は2人で3戦ほど連続して遊んでみました。1プレイ10分ほどなので、かなりテンポよく遊べます。
MtGでいうところの「対抗呪文(Counterspell)」をお互いが持っているため、これをいつ使わせるか、またはいつ使うかがポイントになっています。
遊ぶたびにいろいろな勝ち筋が見えてくるため「このカードと、このカードを組み合わせたら?」という発見もあり、その辺りでもTCGっぽい楽しさを感じることができます。
カードの効果が把握できると、お互いにどうやって勝とうとするのかが見えてくるため、それを踏まえたプレイングが要求されます。ただその分、カードの知識差が出やすいため、できれば同じくらいの経験値のプレイヤーと遊んだほうがよさそうです。
TCGが好きな人はもちろん、テンポよく遊べる2人用ゲームを探している人にもおすすめです。手のひらサイズの箱なので、ちょっとしのばせておけば、いろいろなシーンで活躍しそうです。
タイトル | Harapeko Bahamut |
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発行年 | 2015年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10分 |
デザイナー | Shun Taguchi |
BGGリンク | Terrible Monster | BGG |