カフナ(KAHUNA)は12個の島々をめぐって勢力争いを行う2人用のゲームです。カードをプレイすることで島と島の間に杖を置き、過半数置くとその島を支配できます。原版は1998年に発売されましたが2012年に「カフナの島々」というタイトルで日本語版が発売されました。
カフナの島々について
ゲームボードには12個の島が書かれており、それぞれが点線でつながっています。また、各島に名前がついています。
カードには島の名前と地図上のどこにあるかが書かれています。
各プレイヤーはプレイヤーカラーの杖とコマを受け取ります。
カードをよく混ぜ、各プレイヤーに手札として3枚ずつ配ります。
山札の隣に3枚のカードを表にして並べておきます。
手番では以下のアクションを行います。
カードのプレイ
カードに書かれた名前の島か、そこにつながるような隣接する島と接続するところに杖を置きます。カードは一手番で何枚でもプレイできますし、プレイしなくても構いません。
杖を置いたときに、その島に対して過半数を置くことができていれば自分のカフナコマをその島に置きます。さらに、その島につながるように置かれていた相手の杖をすべてストックに戻します。
杖の除去
取り除きたい島に接続する2枚のカードを捨てることで、相手の杖を取ることができます。
手番が終わったらカードを1枚だけ補充します。
カードは山札から引いても構いませんし、表になっているものを取っても構いません。
手札上限が5枚なので、それを上回る場合は補充しません。
中間決算
中間決算は2回あります。
山札がなくなり、表になっている3枚もなくなったらゲームを中断して決算を行います。
カフナコマを置いている島の数を数え、勝った方に得点が入ります。(1回目は1点、2回目は2点)同点の場合はどちらにも得点は入りません。
得点を記録したら再び捨札のカードを混ぜて山札を作り、上記を繰り返します。
最終決算
3回山札がなくなり、表になっているカードもなくなったらお互いに一手番ずつ行い、ゲーム終了です。
最終決算はカフナコマの差分が、多く置いている方に入ります。
2回の中間決算と最終決算を合計し、より多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利です。
先々を読んで杖を配置

一見アブストラクトっぽい感じですが、カードの引きに左右されるので運要素もしっかりあります。
「一手番に1枚プレイ」じゃないところがポイントで、カードをためておいて一気に逆転ということが可能です。マジョリティを取ることで相手の杖がストックに戻るので、その他の島も連鎖的に状況が変わっていきます。
カード補充が1枚だけというのも悩ましく、一気にカードをプレイしてしまうと以降は手札が減ってしまいます。
その辺りを上手くやりくりしつつ、詰め将棋のように自分の勢力を広げていきます。
わたしはどうもこのゲームが苦手で、これまでに何度も遊んでいるのですが、ほとんど勝った記憶がありません。
今回、何年かぶりに遊んでみたのですが、最後に残った島の数が1つだけと圧倒的に負けてしまいました。
ちなみにこのゲームは2人の魔法を操る神官がどちらが強いか争っているという設定なので、トークンが橋ではなく杖になっています。島と島の間にかかっているので見た目は完全に橋ですが。