リトルタウンビルダーズは、町の発展をテーマにした2~4人用のゲームです。マップ上のマスにワーカーを配置すると、その周囲8マスのアクションがすべて発動します。アクションで資源を集め、建物を建て、町を発展させていき、誰よりも多くの勝利点を取ることを目指します。
リトルタウンビルダーズについて
各プレイヤーはワーカーと家コマ、目標タイル、3金を受け取ります。ワーカー、家コマ、目標タイルの数はプレイ人数によって決まっており、ゲーム中は増減しません。たとえば、4人で遊ぶ場合、ワーカーが3つで家コマが6個、目標タイルが3枚です。
手番では、2つのうち、いずれかのアクションを実行します。どちらの場合でもワーカーを1つ使用します。
a. ワーカーを配置し、アクションを実行する
ボード上の空きマスにワーカーを配置し、その周囲8マスの効果を得ます。他プレイヤーが所有している建物の効果を得る場合には、そのプレイヤーに1金支払わなければなりません。建物の効果の起動は任意なので、効果を発動させない場合は賃料を支払う必要はありません。
b. 建物を建築する
サプライから建物タイルを選び、コストを支払いボード上に配置します。配置できるのは何も置かれていない・描かれていない空きスペースです。
これをすべてのプレイヤーのワーカーがなくなるまで繰り返します。
ワーカーを配置し終えたならば、食料供給があります。支払う食料は1ワーカーにつき1です。もし足りない場合には不足した1つにつき、マイナス3点になります。(0を下回る場合はマイナスになります)また、ラウンド終了時効果がある建物の効果が発動します。
資源を支払う際、3金を好きな資源1として支払うことができます。また、目標タイルが達成されていれば、タイルを公開してゲーム終了時に勝利点を得ます。
これを全4ラウンド繰り返すとゲーム終了です。
建築した建物の勝利点、達成した目標タイルの勝利点、3金につき1点を加点し、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
お手軽拡大再生産
ワーカープレイスメントのゲームをしたことがあるならば、スムーズにルールが理解できます。ワーカーを配置すると周囲8マスすべての効果が起動する以外は、既視感があるシステムで戸惑うようなところはありません。
3人で遊ぶと、4ラウンド×4ワーカーで16アクションしかなく、初回でも1ゲーム1時間かかりません。慣れてくると30分ほどで終わります。
それでいながら、資源をやりくりするリソース管理、建物同士のシナジーなど、ボードゲームらしい楽しさを十分に感じることができます。また、ボードにどんどん建物が増えていくので、見た目もにぎやかです。
建物タイルは29種類のうち12種類を使い、目標タイルは15枚の中からランダムで配られるので、ゲームごとに展開も変わり、リプレイ性は高いです。
今回、3人、3人、4人で遊んでみたのですが、4人で遊ぶと4番手がちょっとキツそうだなと感じました。よくある順番による初期資源もないので、この辺りは何かしら対策があった方がいいかもしれません。
特に難しいルールもなく、1プレイも短いので、繰り返し遊びやすいゲームです。しっかり拡大再生産も味わえるのでなかなか貴重な存在ではないでしょうか。