パリ-光の都は、タイルでパリの街並みを作っていく2人用ゲームです。前半と後半の2つのフェイズに分かれており、やるべきことが変わります。前半では敷石タイルを配置するか建物タイルを獲得し、後半は建物タイルを配置するか特別アクションを実行します。
パリ-光の都について
16枚の敷石タイルをプレイヤーカラーごとに8枚ずつ分けます。それを山札としてシャッフルし、各自が1枚を引いて手札にします。敷石タイルは2×2マスになっており、相手の色、自分の色、共通の色、街灯のいずれかが描かれています。他に煙突コマとアクショントークンを受け取ります。
12枚のピースがお互いが見えるところに広げて置いておきます。今回使用する8枚のアクションポストカードを選び、対応する特殊タイルを準備します。
入れ物の箱をそのままゲームボードとして使用します。その四辺に2枚ずつアクションポストカードを置きます。
フェイズ1 前半
以下のアクションを交互に一手番ずつ行います。
敷石タイルの配置
敷石タイルをゲームボードに配置します。
その後、山札から1枚を補充します。
建物タイルの獲得
ストックから好きな建物タイルを1枚獲得します。
これを繰り返し、すべての敷石タイルが置かれるとフェイズ終了です。
フェイズ2 後半
フェイズ1で最後に敷石タイルを置いたプレイヤーから手番を行います。
以下のいずれかのアクションを交互に一手番ずつ行います。
建物タイルの配置
手元にある建物タイルを配置します。置けるスペースは自分の色か共通の色のマスだけです。その後、自分の建物であることが分かるように煙突コマをタイルの上に置きます。
特別アクションの実行
ゲームボード周りにある特別アクションを実行します。その後、ポストカードを裏返し、自分が使ったことを示すためにアクショントークンを置きます。裏返っているアクションは使うことができません。
プレイヤーのどちらも建物タイルが置けなくなり、なおかつアクショントークンがすべて使われるとゲーム終了です。
得点計算
照らされている建物 | 建物タイルのマス数×隣接する街灯 |
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最大の建物グループ | 連続してつながっている自分の建物のマス数 (街灯に照らされているかどうかは問わない) |
未完成の建物 | 手元に残ってしまった建物タイル×マイナス3点 |
アクションポストカード | 得点をもたらすアクションポストカード |
合計得点が多いプレイヤーの勝利です。同点の場合は、自分の色の空きスペースが多いプレイヤーの勝利します。
パズル要素が強い2人用

前半は下準備で、後半に得点行動を行っていきます。建物は多いほど高得点につながりやすいですが、使えなかったタイルはマイナスになってしまうため、よく考えて獲得する必要があります。
アクションポストカードは12枚あり、そのうち8枚を使用します。あらかじめすべて公開されているので運要素はありません。配置した建物を1マス大きくしたり、空きマスに街灯を置いたり、手元にある建物とストックある建物を取り替えたりと、さまざまな効果があります。
敷石タイルは8枚すべて置くことになるため、置く順番に多少運要素があります。ただ、どれもそこまで変わらないため、トータルで考えると運要素は少なめです。
上手い具合に自分の色をつなげていきたいところですが、敷石タイルは空いているとこならばどこにでも置くことができるため、お互いに邪魔が可能です。また、相手が取った建物タイルを見て、相手がどこにタイルを置いていくか推測することもできます。
今回は2人とも初プレイで、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。やること自体はシンプルなので、よほど考え込まない限りはサクサク進みます。考える要素もほどよくあるため、2人でちょっと頭を使うゲームを遊びたいときによさそうです。
タイトル | Paris: La Cité de la Lumière |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Jose Antonio Abascal Acebo |
