PARKS(パークス)はハイカーとなってアメリカの国立公園を訪れる1~5人用のゲームです。一方通行のアクションスペースを移動してトークンを集め、ギアの効果を利用しながら写真を撮ったり公園を訪れたりします。
PARKS(パークス)について
ゲームボードにパークカード、ギアカードを並べ、シーズンデッキ、水筒デッキを置きます。ボード下にトレイルタイルをランダムに並べます。
各プレイヤーは最初のトレイルタイルにハイカーコマ2つ置きます。初期セットとして水筒カードとイヤーカード(2枚渡され1枚を選ぶ)、キャンプファイヤータイルを受け取ります。
水筒カードはゲーム中に特殊効果をもたらし、イヤーカードはゲーム終了時に条件を満たすことで得点をもたらします。
ゲームは全4ラウンドです。
ラウンド開始時にシーズンカードをめくります。
これによりそのラウンドで起こるイベントが決まります。
スタートプレイヤーから順番にハイカーを移動させてアクションを実行します。ハイカーコマは2つあり、どちらを移動させても構いません。ただし、タイルは一方通行で戻ることはできません。また、他のプレイヤーがいるところにも移動できません。
ただし、キャンプファイヤータイルを裏返すことで他のプレイヤーがいるところに入ることができます。キャンプファイヤータイルは片方のハイカーがゴールまで着いたら、また表になります。
タイルではトークンを得たり、写真を撮ったり、野生動物を得たりします。
ゴールタイルには3つの選択肢があります。
ギアの購入
トークンを支払いギアを購入します。
ギアはさまざまな特殊効果をもたらします。
パークの予約
パークカードを予約します。場にある1枚を選ぶか、山札の1番上を引き、横向きにして自分の前に置いておきます。
パークの訪問
カードに描かれたトークンを支払い、パークカードを獲得します。
順番にハイカーを移動させていき、コマが残り1つだけになったら次の手番では必ずゴールに行く必要があります。すべてのコマがゴールまで着くとラウンド終了です。
ラウンド終了処理を行い、トレイルタイルを1枚追加して、再びシャッフルして道を作り直します。
これを全4ラウンド行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
自然にあふれた国立公園をめぐるハイカーの旅
変形ワーカープレイスメントとセットコレクションのゲームです。
Canteen(水筒)とギアにより、もらえるトークンが増えたり、コストが軽減されるので拡大再生産やエンジンビルドの面も持ち合わせます。
ハイカーは好きなだけ進められますが、戻ることができないため、どこまで進めるかが悩ましいです。基本的には他のプレイヤーがいるところには入れないため、キャンプファイヤーを使うタイミングも重要です。
今回は3人で遊んでみました。ルール説明から入り、プレイ終了まで1時間15分ほどです。だんだんと選択肢が狭まるので、そこまで時間はかかりませんね。
国立公園がテーマということでカードのイラストがとてもキレイです。また、トークンの形も種類ごとに異なり、動物トークンはクマやイルカ、シカとさまざまな動物をかたどっています。
手番ですることはハイカーを移動させてアクション実行なので、やるべきことは分かりやすいです。ほとんどのスペースは描かれたトークンを得るだけなので、初回からでも戸惑うようなことはありません。
それでいながらどこまで移動させるか、どのギアを使うか、どの公園を訪れるかといった悩ましさがあり、しっかりボードゲームを楽しんでいる感があります。
ギアとシーズンはテキスト効果ですが、1・2行の簡単なものなのでそこまで言語依存は高くありません。
コンポーネントの雰囲気がよく、プレイ時間もほどほどなのでオープン会などでも遊びやすいゲームです。