「嵐の予兆」は、レースフォーザギャラクシーの第1拡張セットです。新たな要素として、目標タイルが加わり、さらにプレイ人数が1~5人に変更されます。
嵐の予兆で新たに加わる要素
カードの追加
新しいカードが加わります。
カードの左下に印がついているため、基本セットのカードと区別することができます。
目標
ゲーム開始時に今回使用する目標タイルを決めます。
目標は「最大獲得」目標(大きいタイル)と「最速到達」目標(小さいタイル)の2種類あります。1回のゲームで、大きいタイルは2枚、小さいタイルは4枚使用し、残りは使いません。
最大獲得目標は5点です。ゲーム中に条件を満たしたプレイヤーが獲得しますが、他のプレイヤーに奪われる可能性があります。
最速到達目標は3点です。条件を満たしたプレイヤーが獲得でき、こちらは奪われることがありません。
1人ゲーム
1人で遊ぶモードが追加されます。
対戦相手は適応型ロボットで、ダイスによってアクションを決定します。専用のボードがあり、どのフェイズで何をするかが細かく決められています。
ドラフトバリアント
2~3人プレイのときに採用できるドラフトルールです。
目標を選んだ後、初期ワールドを配ってから、ドラフトを行います。
空白カード
自分で自由に書き込める空白のゲームカードが入っています。
インタラクションを強化する拡張セット
現在日本語版が出ている3つの拡張セットのうちの1つ目です。
目標タイルが加わることで、他プレイヤーとのインタラクションが強まるため、この拡張を入れて完成品と考える人も多いです。
基本セットだけだと、何となく出せそうなカードを出していくことが多かったのですが、目標があることでプレイの指針が定まるため、何をしていけばいいのかが分かりやすくなります。
早い者勝ちの最速到達と、カタンで言うところの最大騎士力・最大交易路のような奪い合いがある最大目標が加わるため、どちらを狙っていくかでプレイングが変わってきます。
基本セットの第2版を買った人は、1版の拡張との互換性が気になるところだと思います。
そこで、第2版のカードと拡張のカードを並べたのが上の画像です。
もともと背面のデザインが英語だったため、見た目はまったく同じです。
ただし、かなり細かく見ると旧版のカード(右側)の方が角が若干丸いです。よく見ないと分からない程度の違いのため、普通にプレイする分には問題ありません。スリーブに入れてしまえば特に気にはならないと思います。
新たに加わるカードにより、バランスの調整も施され、勝ち筋も増えるため、レースフォーザギャラクシーが好きならば、ぜひ持っておきたい拡張セットです。
タイトル | Race for the Galaxy: The Gathering Storm |
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発行年 | 2008年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Thomas Lehmann |
BGGリンク | Race for the Galaxy: The Gathering Storm | BGG |