ボードゲーム

[ボードゲーム] Ride the Rails 紹介

Ride the Rails
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Ride the Rails(ライドザレイルズ)は3~5人用の鉄道をテーマにしたゲームです。6種類ある機関車の株式を取得し、線路を敷設して、乗客を運んで収入を得ます。時間がかかりがちな鉄道ゲームのエッセンスを上手く抽出していて、1プレイ1時間程度で終わります。

Ride the Railsについて

各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。個人ボードには株式を置く場所と配当の早見表があります。ゲームボードの各都市に乗客コマを配置します。手番順トラックにランダムにプレイヤーディスクを置きます。

ゲームは全6ラウンドで、各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。

ラウンドの流れ

フェイズ1:株式の取得

手番順の逆順に株式を取得します。機関車コマが株式を兼ねているので、1つを取り、個人ボードに乗せます。

最初に取得できるのは2種類で、ラウンドが進むごとに取得できる種類が増えていきます。

フェイズ2:線路の敷設

手番順に線路を敷設していきます。敷設できるのは自分が株式を持っている機関車のみです。置ける個数はプレイ人数によって異なります。

フェイズ3:鉄道への乗車

ボード上にある乗客コマ1つを選び、今いる都市から別の都市に移動させます。鉄道は複数の種類を使って構いません。その際、鉄道の株主は使用された数に応じて配当を得ます。

手番プレイヤーは今回訪問した都市の数だけ収入を得て、乗客コマをボードから取り除きます。

ラウンドの終了

次のラウンドの手番順は資金の少ない順になります。もし同額の場合は、前ラウンドの順番を入れ替えます。

ラウンドが進むと新たな機関車が使えるようになります。どこで何が使えるようになるかはゲームボードに描かれています。

ゲームの終了

全6ラウンド行うとゲーム終了です。

最終得点計算などはなく、その時点でもっとも資金が多いプレイヤーの勝利です。

優れた簡易鉄道系

ボードゲームのRide the Rails

株式の購入、鉄道の敷設、運行といった18系鉄道ゲームの流れを踏襲しつつも、とてもコンパクトにまとまってあり、遊びやすいです。

各色の機関車コマは27個ずつあり、残りのストックや所有株式が公開のため、非公開情報は一切ありません。運要素もなしです。

機関車コマは株式も兼ねているため、人気があるものはどんどん取られてしまい、ストックが少なくなり、鉄道が伸ばせなくなってしまいます。そのため、見切るタイミングも重要です。

今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで90分ほどでした。

配当の計算がちょっとややこしいのですが、ゲームボード右にどの機関車を何回使ったか記録できるようになっているので、計算しやすくなっています。個人ボードには何株持っていて何回使われるといくら、という早見表が書かれています。

最初は選択肢が2つしかないのですが、そこから徐々に増えていき、各自の思惑がずれていきます。そのため、序盤こそ協力して同じ路線を伸ばしていくのですが、中盤からは自分だけが得するように上手く立ち回るようになります。

今回わたしは使われそうな株を満遍なく所持して、常に収入が入るようにしました。それが功を奏し、1ラウンドから6ラウンドまでずっと最後手番のままゲームが終了しました。

プレイする前は、機関車コマを鉄道と株式の両方に使うということでパリスコネクションのような感じなのかなと思ったのですが、実際やってみると結構プレイ感は違います。Ride the Railsはルートを作って配当を出すため、より鉄道ゲーム感が強くなっています。

1時間程度の中量級として重宝しそうなゲームです。機関車コマや乗客コマといったコンポーネントやゲームボードの見た目もいいですね。

タイトル Ride the Rails
発行年 2020年
プレイ人数 3~5人
プレイ時間 45~60分
デザイナー John Bohrer
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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。