お邪魔者は正体隠匿要素がある3~10人用のカードゲームです。金鉱掘り側は金塊まで通路をつなげることを、お邪魔者側はそれを阻止することを目指します。他の人が出すカードをよく見ながら、上手く味方のサポートをしていきます。
お邪魔者について
準備としてスタートカード1枚とゴールカード3枚を並べます。ゴールカードは裏向きになっており、金塊は1枚だけです。
各プレイヤーに役割カードを配ります。役割は「金鉱掘り」と「お邪魔者(Saboteur)」の2種類です。カードの中身は非公開情報で他の人に教えてはいけません。
その後、プレイ人数に応じて手札を配ります。
手番では以下の3つのうち、いずれか1つを行います。
通路を伸ばす
手札から通路カードをプレイして通路を伸ばします。
通路はスタートカードからつながるように置かなければなりません。また、通路が壁にぶつかってしまうような矛盾が生じるような置き方もできません。
アクションカードを使う
穴掘り道具の破壊、穴掘り道具の修理、落石、宝の地図といったアクションカードを使います。穴掘り道具を壊されてしまうと、通路カードが置けなくなってしまいます。
落石はこれまでに置かれた通路カード1枚を捨てることができます。
宝の地図はゴールカード3枚のうち、1枚の中身を見ることができます。見た内容は自由に話すことができ、嘘をついてもかまいません。
パス
カードを1枚捨ててパスします。
いずれかのアクションを行ったら手札を1枚補充します。山札がなくなったら残りの手札だけでゲームを続けます。
ラウンドの終了
通路カードがゴールカードまでつながったら、そのゴールカードを公開します。これが金塊だったらラウンド終了です。そうでなければラウンドを続行します。金塊までつくことができれば金鉱掘り側の勝ちです。
手札をすべて使い切ってもゴールまでつかなければお邪魔者側の勝ちです。
勝ったチームは報酬として金塊カードを受け取ります。
再び役割カードを配り直し、スタートとゴールを用意して次のラウンドを行います。
ゲームの終了
3ラウンドが終わるとゲームの終了です。
金塊カードに描かれている金塊の数を数え、もっとも多いプレイヤーの勝利です。
手軽に遊べる正体隠匿
お邪魔者は序盤は協力するフリをしつつも、徐々につかないように邪魔をする必要があります。正体がバレてしまい、穴掘り道具を破壊されてもアクションカードは使うことができるため、金鉱掘り側の邪魔ができます。また、1ラウンドが短いので、テンポよく繰り返し遊ぶことができます。
ちなみにお邪魔者には2と3があります。
お邪魔者2は拡張セットでお邪魔者がないと遊ぶことができません。2種類しかなかった役割が6種類に増えるため、相手の正体が何なのか分かりづらくなります。金鉱掘りも青チームと緑チームに分かれ、通路をつなげたチームしか金塊がもらえなくなります。
お邪魔者3は2人用で、こちらは単独で遊ぶことができます。正体隠匿要素がなくなり、単純に自分の都合のいいように通路をつなげていくゲームになっています。
タイトル | Saboteur |
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発行年 | 2004年 |
プレイ人数 | 3~10人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Fréderic Moyersoen |