ボードゲーム

[ボードゲーム] 海鳴りのドラゴン 紹介

Sea dragons
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「海鳴りのドラゴン」は、水中を守るドラゴンとして海賊船を沈めたり、財宝を集めたりする2~5人用のゲームです。手番ではカードをプレイし、そこに描かれた形になるようにコマを配置します。

海鳴りのドラゴンについて

ボードゲームの海鳴りのドラゴン

ゲームボードの指定マスに海賊船チップをランダムに配置します。海賊船チップは緑、紫、赤、紺の4色で、それぞれ枚数が異なります。

ゲームボードは4つの海域に別れており、その境界線に渦巻きが描かれています。また、ゲームボードには渦巻きやお金、サンゴ礁などが描かれているマスがあります。

ミッションカードの山札から4枚をめくり、公開して並べておきます。

ミッションカードには達成するのに必要な海賊船チップと得られる勝利点が描かれています。中にはサンゴ礁カードを追加で受け取れるものもあります。

パターンカードは大・中・小の3種類で、それぞれに5マス・4マス・3マスの図形が描かれています。裏面で大中小のいずれかはわかりますが、図形はカードをめくらないとわかりません。(十字やL字などテトリミノのような図形です)ゲーム開始時にそれぞれ2枚ずつサプライとして並べておきます。

各プレイヤーはドラゴンの頭部コマと胴体コマを受け取ります。また、初期手札としてパターンカード(中)2枚と4金を受け取ります。

手番の流れ

手番では以下の3つを順番に行います。

  1. カードのプレイ
  2. ミッションの達成(任意)
  3. 手札の補充

1.カードのプレイ

手札からカードを1枚プレイします。そして、そこに描かれた図形通りにゲームボードにコマを配置します。(頭部1つでほかは胴体の組み合わせです)

コマの配置には以下の条件があります。

  • 1マスには1つのコマしか置けない。
  • 配置する際は他プレイヤーのドラゴンか中央の島に接する必要がある。
  • 自分のドラゴンには隣接できない。

マスに海賊船チップが置かれていれば、それを獲得します。またお金が描かれたマスでは1金、サンゴ礁が描かれたマスではサンゴ礁カードを受け取ります。

サンゴ礁カードは4種類あり、ミッション達成に役立つものや、マジョリティ争いに役立つもの、4金が獲得できるものなどがあります。

渦巻きにコマを置く際には、1マスにつき2金がかかります。支払えない場合は配置できません。

配置の際、他プレイヤーのドラゴンに隣接すると、隣接されたほうのプレイヤーがストックから1金を得ます。もし複数のドラゴンに隣接した場合には、それぞれのドラゴンに対して1金が発生します。

2.ミッションの達成

指定の海賊船チップを支払うことで、場に置かれたミッションを達成することができます。

ミッションは任意のタイミングで達成できますが、1度に1枚しか達成することができません。

達成したミッションカードを受け取り、山札から新たなミッションカードを補充して場に並べます。

3.手札の補充

今使用した種類ではないパターンカードを手札として補充します。(中を使ったなら、大か小から選ぶ)

サプライとして並んでいるカードでもいいですし、対応する山札から引いても構いません。

ゲームの終了

すべてのプレイヤーがドラゴンの頭部コマをすべて配置したならばゲーム終了です。(プレイ人数によって使用する頭部の数が異なります)

4つの海域で、それぞれマジョリティを競います。

その海域に、もっともドラゴンを配置しているプレイヤーは、海域にあるコマで覆われていない渦巻き1つにつき3勝利点を得ます。2位のプレイヤーはその半分を得ます。3位以下はもらえません。

海域の境界線にコマを置いている場合、それを挟む両方の海域にドラゴンがいる扱いになります。

達成したミッション、所持しているお金などを合計し、もっとも勝利点が多いプレイヤーがゲームに勝利します。

上手くドラゴンを配置してマジョリティを競う

ボドゲの海鳴りのドラゴン

配置のルールに気をつけながらドラゴンを配置し、マジョリティを競うゲームです。

今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。

ブロックスようにコマを配置してマジョリティを競うわけですが、置ける形がカード次第なので、それなりに運要素があります。また、使用したマス数のカードは補充できないルールもなかなか効いています。

前半は置けるスペースが広いため、マス数が多くても自由に置けるのですが、中盤からだんだん置けるところが少なくなるため、マス数が小さいカードのほうが使いやすくなります。

そのため、どのカードを補充するかも、なかなか悩ましいです。

得点的に、やはりマジョリティの点数が大きいため、ある程度お金を支払ってでも境界にある渦巻きにコマを置いたほうがよさそうでした。また、4海域すべてでマジョリティを取ることはできないので、どの辺で諦めるかもポイントになりそうです。

今回は1つの海域にはまったくからまず、2つの海域で1位を取っていた人がゲームに勝利していました。

カードのめくりによる運要素もありつつも、しっかり考えどころがある中量級ゲームです。手札が2枚と手番の選択肢が少ないのもちょうどいい感じでした。

タイトル Sea Dragons
発行年 2023年
プレイ人数 2~5人
プレイ時間 30~45分
デザイナー Yaniv Kahana, Simone Luciani, Pini Shekhter
BGGリンク Sea Dragons | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。