シャーマンズは3~5人用のトリックテイキングゲームです。正体隠匿要素があり、シャーマン陣営とシャドウ陣営に分かれて争います。
シャーマンズについて
ゲームボードにマーカーと遺物ディスクを置きます。ゲームボードの両辺にはプレイされたカードを並べる場所が用意されています。
ラウンド開始時に各プレイヤーに役割カードが配られます。カードは非公開で、それによりシャーマン陣営かシャドウ陣営かが決まります。
プレイ人数に応じた枚数の手札を配ります。
ゲームはメイフォローのトリックテイキングです。そのため、手札からどのカードを出しても構いません。ただし、リードスート以外のカードを出すとトラック上のマーカーが進んでしまいます。
全員がカードを出したならば、フォローできたカードの中でもっとも小さい数字を出したプレイヤーが遺物を1つ獲得します。もっとも大きい数字を出したプレイヤーは次のリードプレイヤーになります。
遺物には、他のプレイヤーを脱落させたり、正体を明らかにしたり、勝利点になったりと、さまざまな効果があります。
プレイされたカードはスートごとに分けてゲームボードの対応する箇所に置いておきます。また、同スートのカードがすべてプレイされると、スートごとに儀式(特殊効果)が発動します。
儀式によっても他のプレイヤーを脱落させることができます。
ラウンドの終了
シャーマン陣営とシャドウ陣営で勝利条件が異なります。
シャーマン陣営の勝利条件
- すべてのシャドウを排除する
- マーカーが進みきる前にすべてのカードをプレイする
条件を満たすとシャーマン陣営のプレイヤーに2勝利点が入ります。すでに排除されているプレイヤーには、勝利点は入りません。
シャドウ陣営の勝利条件
- マーカーが進みきる
条件を満たすと、シャドウ陣営のプレイヤーに3勝利点が入ります。
ゲームの終了
ラウンドを繰り返し、8勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
メイフォローの正体隠匿トリックテイキング
2つの陣営に分かれて戦うトリックテイキングゲームです。
シャーマン陣営ならばできるだけフォローするように、シャドウ陣営ならばフォローしないようにカードを出していくのですが、特定のプレイヤーを脱落させる効果があるため、露骨な動きをすると狙われてしまいます。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで50分ほどでした。
4人の場合、シャーマン3に対してシャドウ1なので、シャドウ側がなかなか厳しいです。リードスートがないために、別のスートのカードをプレイしたとしても怪しまれてしまいます。
序盤でフォローできないプレイヤーが出たら、その人が怪しまれるように立ち回れば、シャドウでも生き残れる可能性が出てきます。
終盤、勝利に近づいたプレイヤーが出てくると、どうしても狙われるようになります。
そうすると、とにかくその人を脱落させることが目的になるため、陣営の意味が薄くなってしまいます。あくまで勝つのはひとりだけなので、同じ陣営同士で殺し合いが始まってしまいます。
効果が強力なため、トリックテイキングを遊んでいる感覚はあまりありません。メイフォローで、どんなカードも出せるというのも、それに拍車をかけています。
話し合いは苦手だけれども、正体隠匿ゲームをやってみたいという人ならば、試してみる価値はあるかもしれません。
タイトル | Shamans |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
デザイナー | Cédrick Chaboussit |
BGGリンク | Shamans | BGG |