スペースベースはダイスを振ってお金や収入を増やし、自分の艦隊を強化していく2~5人用のゲームです。1人2個ダイスを振るのですが、カタンのようにダイスを振ったプレイヤー以外もさまざまなものを獲得するのが特徴です。
スペースベースについて
各プレイヤーは個人ボードと初期艦隊を受け取ります。艦隊は1~12まであり、対応するスペースに置きます。個人ボードの下はお金、収入、得点を管理するトラックになっています。
1~3の3つの山札があり、サプライとして6枚ずつ並べます。
さらに固定のサプライがあり、こちらはすべて得点になっています。
手番ではダイスを2つ振ります。
ダイスは2つそれぞれで分けて使うか、合計値で使うかを選ぶことができます。
たとえば、4・3と出た場合、4の効果と3の効果を使うか、7の効果を使うかを選べます。
その後、お金を使ってサプライから艦艇カードを購入します。新しい艦艇を購入したら、すでに置いてあったカードは逆さにして、そのスペースの上に差し込みます。こうすると、カード下部の赤い欄が見えるようになります。
カードには「値段」「置く場所」「自分のダイスでの効果」「人のダイスでの効果」の4つの情報が書かれています。自分が振ったときの効果は青、人が振ったときの効果は赤い欄に効果が描かれています。
人が振ったときの効果は先ほどのように逆さに配置していないと効果を発動しません。
また、カードを購入した場合、値段がいくらであってもお金は0になります。その後、収入のところまで底上げされます。そのため、収入を上げていくことで最低でもいくらかのお金は保証されます。
カードの効果はほぼアイコンのため、分かりやすいものが多いです。お金、収入、得点、またはそれらの複合といったものがほとんどです。
これを繰り返して、誰かが40点に到達したら、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了です。もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
ダイス運を味方にして最強の艦隊を作る
自分のダイスだけでなく、人のダイスも参照するので、待っている時間がそれほど気になりません。また、ダイス目を操作するような効果もないので、ゲームはサクサク進行します。
カタンだと2つの目の合算だったので11パターンでしたが、スペースベースでは分けて使うことができるので12パターンあります。そのため、当然1~6の方が出やすいです。(ダイスを振れば絶対に1~6が出るため)
7以上は確率が低くなる分、効果が強力になっているものが多いです。
今回は5人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
全員がダイスを参照して収入をあげていくので、宇宙版街コロと呼ばれているのも納得ですね。
ただ、街コロがテキスト効果多めなのに対して、スペースベースは「1金」「1収入」といったシンプルなアイコンなので一目で分かりやすいです。また、他プレイヤーへの直接攻撃などもありません。
ダイスゲームなので、当然運要素は強く、それを修正するような効果もないので、一旦差が開き始めると逆転するのは難しいです。
もちろんダイス目は気まぐれなので「確率的には出るはずなのに」と翻弄されることも多いです。
今回、私は値段が安かった11に集中してみたのですが、思った以上にみんなが出してくれて、そこそこいい勝負になりました。1プレイに5~6回は出たので、こうした確率を越えた展開になるのも面白いですね。
確率が高い目でコツコツ稼ぐか、確率が低い目で博打に賭けるかで、その人の性格が見えてきそうなゲームです。