ツォルキンはマヤ文明をテーマにした2~4人用のゲームです。ボード上にある組み合わされた6つの歯車が特徴で、中心の1つを動かすことで、周りの5つが連動して回転します。手番では労働者駒を配置するか、回収するかを行い、資源を集め、建物や記念碑を建てたり、神殿に貢ぎ物を捧げたりします。
ツォルキンについて
手番では、労働者駒を配置するか、回収するかを行います。配置する場合は、1つの歯車に任意の個数、回収する場合は複数の歯車にまたがって任意の個数を回収します。
アクションは配置したときではなく、回収したときに発動します。
労働者駒を置くには配置コストとしてコーンがかかります。コストはそのスペースに書かれたコーンの数+配置する個数に応じたコストです。そのため、手元にコーンがなくなってしまうと、アクションができなくなってしまうことがあります。その場合、神の怒りをかって、神殿マーカーを下げ、コーンを得ます。
アクションスペースは5つの歯車上にあります。
パレンケ、ヤシュチラン、ティカル、ウズマル、チチェン・イツァの5つの歯車があり、それぞれアクションの種類ごとに分かれています。たとえば、パレンケではコーンや木材を得たり、ティカルでは建物や記念碑を建てます。
アクションは回収したときに発動するため、置いたままラウンドを経過させることで、行うアクションが強力になっていきます。ただし、手番では必ず配置か回収を行わなければならないので、手元に労働者駒がない場合、必ずどれかを回収しなければなりません。
ゲーム中には4回の食料供給日があります。どのタイミングで食料供給日がくるかは歯車に書かれています。食料供給日では、労働者駒1個につき、2コーンが必要になります。これが支払えない場合も、やはり神の怒りをかいます。
大きな歯車が1周するとゲーム終了です。
あまった資源をコーンに変換し、諸々のボーナスを加算して、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
歯車のインパクト大
ゲームボードの大半を占める歯車の見た目のインパクトが大きいです。「ツォルキン=歯車」といったイメージを持っている人も多いです。
テキスト効果はなく、すべての効果はアイコンで書かれています。ただし、アイコンの種類が多いため、初見では分かりづらいものもあります。
ゲーム自体は、駒を配置するか回収するかしかなく、発動するアクションも一目見て分かるものばかりなので、それほど難しくはありません。どのタイミングで駒を回収するかがゲームのキモです。
建物タイルのめくり運が多少あるくらいで、運要素は小さいです。そのため、実力差がでやすいゲームでもあります。愛好者も多く、どういった順番で労働者駒を使うかといったことも研究されているので、同じくらいの経験値の人同士で遊ぶのがオススメです。